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声で
5部分:第五章
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「声なのね。それじゃあ」
「ああ、三田村の声がよかったから気になって」
 このことは確かにだとだ。昂輝は言う。
「それでなんだよ」
「そう。声なのね」
 鈴子はそのことを知ったのだった。女の子は胸だけではない。声もまたそうだとだ。彼女は昂輝に言われてだ。心の中で頷き嬉しさも感じたのだった。


声で   完


                            2011・11・27

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