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レーダーホーゼン
第三章
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てだ、オットーは憮然として言った。
「結構かかったし」
「葉も凄いね」
「これは酷いね」
「山から下りたら全部取らないとね」
「それだけでも大変だよ」
 やれやれとした顔で言うのだった。
「これはね」
「そうだね」
「参ったよ」
 苦い顔でだ、オットーはまた言った。
「これは、もうね」
「もうって?」
「長ズボンでは登らないよ」
 こう言うのだった。
「この季節山にはね」
「それが結論だね」
「うん、そうするよ」 
 その苦い顔での言葉だ。そして彼は下山してからも苦労した。
 そして後日だ、オットーは顧問の先生にこのことを話したが。
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