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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第三十九話 松田中佐!サーキットの狼!!その十四

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「貴様等の外道ぶり、我も許せぬ」
「というかあんたも悪党だっただろ」
「悪さしてて田村麻呂さんに成敗されたんだろ」
 伝承ではそうなっている。
「生きていることもわからないけどな」
「何で日帝衆と戦う俺達を攻撃するんだよ」
「鬼だからまつろわぬ民だろ」
「朝廷というか皇室に忠誠誓ってるぞ日帝衆」
「まさか日帝衆の味方か?」
「まさかと思うが」
「その通りだ」
 これまたはっきりとした返事だった。
「今の私は日帝衆の友だ」
「つまり朝廷に入った」
「そういうことかよ」
「だからか」
「俺達をぶん殴ってくれた」
「そうなんだな」
 二人もここでその辺りの事情がわかった。
「そういえば妖怪もそうだな」
「日帝衆に協力してるな、この作品」
「俺達に死ねっていう態度でな」
「白い目で見てくれているな」
「貴様等の所業は目に余る」
 鬼の目から見てもだ。
「だからだ」
「日本の妖怪は全部敵か」
「こんな名士までそうだとするとな」
「そうだ」
 その通りという返事だった。
「貴様等の敵は全世界の妖怪、神界、魔界、妖精界全てだ」
「世界かよ、おい」
「魔界まで入ってるじゃねえか」
「俺達ってワールドワイドで嫌われてるんだな」
「しかも人間以外からかもかよ」
「わかったら次回こそ負けろ」
 大獄丸は腕を組み二人に宣告した。
「作者も次回作の用意が出来ているしな」
「そう言われて終わらせるかよ!」
「打ち切りなんて糞くらえだぜ!」
 その大獄丸にだ、二人は中指を立てて反論した。
「ゲスト風情に言われて頷くか!」
「作者にも言われても止めないぜ!」
「最後の最後まで居座ってやる!」
「連載終了までな!」
「折角第四クールまでいったんだぞ」
「それなら最後までいってやるぜ」
 四クールが一年作品の基準である、一クールを三ヶ月としてそれが四セットで四クールとなっているのだ。
「それじゃあいいな」
「じゃあわかったな」
「俺達はまたDVD観てくるぜ」
「今回は杉原杏璃さんだ」
「あの爆乳を堪能してやるぜ」
 お尻もいい、この人もまた絶品である。
「じゃあな、これでさよならだ」
「俺達は精々楽しませてもらうぜ」
「さらば鈴賀!」
「シーユーアゲイン!」
「二度と来るな」
 大獄丸は中指を突き立てたまま別れの挨拶をした彼等に怒った顔で別れの言葉を告げた。そうしてだった。
 観衆達も石やゴミを投げ続ける、だが二人はハングオンに乗り意気揚々と帰って行った。二人と日帝衆の戦いはまだ続く。戦えジャスティスカイザー、負けるなジャスティスカイザー!


第三十九話   完


                        2015・8・19
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