容赦のない男
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くなったらしいな」
「うるさい!!」
レオンは両手を合わせると冷気を纏った魔力を溜めていく。
「アイスメイク・・・・・スノーホーク!!」
彼の出来る最大限の速度で作り出した鷹をグラシアンさんの口を封じようと放つ。それを見るとグラシアンさんは赤い帽子を被った1日目の競技パートでその高い能力を見せた魔導士へと変身する。
「スノーホーク・・・記憶。そして忘却」
ルーファスさんへと変わったグラシアンさん。彼の目の前まで来ていた鷹の群れはグレイさんが盾を忘れさせられたのと同じように姿を消してしまう。
「くっ・・・」
「記憶しておきたまえ。君の造形魔法では私の元には届かない。私に攻撃を当てる方法はただ1つ・・・」
グラシアンさんは元に戻るとレオンの方を口角をあげた、余裕綽々の表情で見つめる。
「氷の神と呼ばれた滅神魔法を使うだけだ。もっとも、それができないからお前はこの魔法に頼らざるを得ないんだろうがな」
レオンの辛い思い出を容赦なくついてくるグラシアンさん。卑劣な彼の策略がじわりじわりとレオンを追い詰めていく。
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