原作開始
クラス代表決定戦
おばあちゃんが言っていた……ひとっ走り付き合えよ
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か分かんねえな。まあ、1度死んでるんだけど」
「グッ、ふぅ……。見た目によらず強いじゃねえかよ」
「だろう? 個人的に結構気に入ってるんだよ。まだまだあるぜ?」
《FORM RIDE MAXFLARE!》
彼方はさらにタイヤを変える。黄緑の棘がついているタイヤからオレンジの火焔を模したタイヤになる。
「行くぞ!」
《ATTACK RIDE MAXFLARE!》
前の二つと同じようにアタックライドを使う。が、特に目立った変化はない。それにも関わらず、パラドキサアンデッドは一切の油断を廃していた。先程の二つのフォームの性能を実際にその身に受けていれば、見た目だけで判断出来ない、いや判断してはいけないことが分かる。あの鎌で牽制しつつ性能を探りたい所だったが、その肝心の鎌は彼方の攻撃の衝撃によってパラドキサアンデッドから離れた場所へ吹き飛ばされてしまっていた。そのため、予想だけで対するしかない。面には出ていないものの、パラドキサアンデッドは焦っていた。
彼方はそのまま接近戦へと持ち込んだ。パラドキサアンデッドは次々と繰り出される彼方の打撃を受け止めることは一切せず、全て受け流していく。逸らした拳の周りの空気が揺らめいているのを認め、パラドキサアンデッドは自分の予想が当たっていたことを確信した。
「予想通り。焔を宿してるな?」
「やっぱバレるか」
彼方が右拳を握ると、ボゥッと音を立てて拳が焔を纏う。
「あー……これ以上ドライブじゃダメージは与えられなさそうだな。タイプフォーミュラなら大丈夫だろうけど、今の俺に扱いきれる気がしない。はあ、どうしたもんか」
そう零しながら彼方はドライブからディケイドに戻る。そこで何を感じたのか、2枚のカードを取り出した。
「この2枚もブレイドと同じか……」
それはWとウィザードのカードだった。ブレイド、W、ウィザード。まるで共通点のないこの3人の戦士が何故シルエットのままになっているのかは、彼方には分からなかった。ただ一つ理解出来たのは、この3人の戦士の力をしばらく借りることが出来ないということだった。
「どうする? 試合までもう時間が無い……一気に決めるしかないか! おっと」
彼方はカードを取り出しながら迫ってくる衝撃波を躱す。
「チッ、流石にもう衝撃波での攻撃は避けられるか」
「さっきからそれにやられてるからな! 対策ぐらい考えてるさ!」
《KAMEN RIDE KABUTO!》
真っ赤なメタリックの装甲に、フェイスマスクには大きな角。その名の通りカブトムシをモチーフとした仮面ライダー、仮面ライダーカブト。
「おばあちゃんが言っていた……やっぱ嘘。俺のばあちゃん、そ
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