原作開始
クラス代表決定戦
おばあちゃんが言っていた……ひとっ走り付き合えよ
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秘密な?」
「え、どういうこと?」
「説明しなくても、すぐに分かるから。あ、後あのストラップのこと誤魔化してゴメンな。元々バラすつもりは無かったんだよ。いくぞルナ」
「はいはーい」
簪から離れた彼方の隣に人影が現れる。
美女である。まっすぐな長いプラチナブロンドに素晴らしいプロポーション。そして、見る者全てを魅了してしまうような美貌。それだけならば、ただの絶世の美女という言葉で片付けてしまえる。しかし彼女は突如として彼方の隣に現れたのだ。ただの人間ではない。と言うよりは、人間ではないことを簪は理解した。
「久々のユニゾンだ。大丈夫か?」
「任せといて、これでも私神様だから」
「それもそうだな」
『I you』
『You me』
『It is one of God in fellowship here now』
光が収まると、金髪の彼方ではない男性。いや、彼方によく似た男性がそこにいた。
「遥さん……やっぱりあの時私たちを助けてくれたのは……」
「あっれ? 何で簪がその名前知ってるんだ? まあいいや、確かにあの時簪たちの目の前でセンチピードオルフェノクを倒したのは俺だよ。ディケイドになってな」
「そっか……」
納得したような何とも言えない声を零す簪。
「さて、鎌田。始めるとしようか、あの時の続きだ」
彼方は顕現させたディケイドライバーを腰に当て、ライドブッカーからディケイドのカードを取り出す。
「変身!」
《KAMEN RIDE DECADE!》
幾つものディケイドのヴィジョンが重なり、ディケイドの姿を形作る。マスクアーマーにマゼンタのボードが装着されると、ディケイドの身体にもマゼンタ、黒、白と色がついていく。Xなどの10をイメージした意匠。その名は仮面ライダーディケイド。平成ライダー10人目の戦士。幾つもの異世界を巡り悪を滅する。彼方が転生する際に《闇》と戦う術としてルナから貰った力だ。
「さあ、お前もアビスに変身しろよ」
「いや、今回は本当の姿で戦おうと思ってな」
「なんだと?」
鎌田は完全に姿を変えた。全体的に刺々しい印象だ。右腕と右脚には金のアーマー。左が銀、右が金の触角。そして目を惹くのは、両下腕部にある鋭利な鎌。
「そっちの姿を相手にしなきゃいけねえのかよ……。鎌田……いや、パラドキサアンデッド!」
アンデッド。仮面ライダー剣における怪人ポジションのキャラだ。その総てが地球上の生物の始祖であり、如何なる方法を用いても死ぬことがないことからその名がつけられた。鎌田の正体であるパラドキサアンデッドもパラドキサカマキリの始祖
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