開戦前日;side 八葉重エリ
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
して君達には別の役割を頼みたい」
「なんですか? 私たちに出来ることなら何でもやります!」
誰よりも真っ先に答えた留田に鵺野は何世代も前のガラパゴスケータイを渡した。
「援軍を呼んでほしい。知り合いに転校生に対抗出来そうな魔人がいるならその人でもいいし、なんなら魔人公安でも構わん。当てができたらその携帯に入っている小生かチグリス、これから入れる八葉重さんの番号にかけてほしい。小生達も転校生の情報が入ったらそれに連絡しよう」
ちなみにこの携帯は特殊な魔人能力でコーティングしているため、傍聴される危険は無い。
留田は力強く頷いて鵺野の申し出を快く引き受ける。他の七人も同様だ。
「八葉重」
留田は八葉重を強く抱き締める。
少し涙ぐみながら、
「絶対に二人で帰ってこいよ」
「‥‥‥うん」
留田を抱き締め返し、七人とも同様の抱擁をかわす。
八人の友人達が見えなくなるまで見送った後、八葉重は鵺野とチグリスと共に校舎へと、死地へと引き返す。
「そういえば八葉重さん」
「はい?」
「貴女の能力、転校生にも勝算があるかもしれないって言ってましたけどどんな能力なんですか?」
そういえば言いそびれたな、と思いつつ八葉重は答えた。
「私の能力は―――」
【ハルマゲドン開催まであと―――】
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ