ディアボロモンの逆襲その3
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そしてクラモン達がルカ達が開いたゲートに入っていく。
クラモンが入り込んだゲートには“切断”という表示に切り替わった。
それと同時に、オメガモン達が残された電脳世界は暗くなっていく。
太一「ゲートが…」
ヤマト「閉じられていく…」
残された太一達は訳が分からなかったが、閉じ込められてしまったことだけは理解出来た。
光子郎「ああ…っ」
一輝「やばいな」
遼「おーい、ミミちゃん来たぞー」
ミミ「おっ久ー♪」
コンビニから帰る途中の遼と偶然出会ったためにミミは遼に案内されてきたのだ。
一輝「太刀川…だっけ?久しぶり」
ミミ「ああ、一輝さん!!久しぶり、相変わらず綺麗で美人ですね!!」
一輝「お、おお…そうか、ありがとよ…」
男に向かって綺麗で美人はないだろうとツッコみたいが、ミミには悪意も何もなく、思ったことを口にしているだけなので注意する気にもなれない。
光子郎「それで、どうしたんですか?」
疲れたように尋ねる光子郎に、ミミはむっとなりながら口を開いた。
ミミ「何よー、久しぶりに会ったんだから“おかえりなさーい”くらい言いなさいよ」
遼「そうそう、光子郎は少し女の子への扱いが雑過ぎるぞ。」
光子郎「今はそれどころじゃ……」
一輝「お帰りなさいを言うくらいの余裕はあるだろ。日本にお帰り太刀川」
ミミ「はーい♪ただいま!!」
そしてミミはマイペースに部屋に置かれていた扇風機のスイッチを入れた。
光子郎「……それにしてもディアボロモン、恐ろしい奴だ。自分が倒された時のために、クラモンを大量に送り込んでいた……」
遼「現実世界でディアボロモンに進化する気なのか?」
一輝「現実世界ならオメガモンは被害を恐れて全力で戦えないからな」
ミミ「どういうこと?」
事態を把握出来ていないミミが尋ねる。
光子郎は淀みなく答えた。
光子郎「ディアボロモンをそのままこちらの世界に送る事は難しい……でも、幼年期のクラモンのデータは大量に送信出来る。奴は保険をかけてたんです。自分が倒されたら、クラモンに後を託せるように」
ルカ達の開けたゲートが、結果的に大量のクラモンを生き延びさせる結果になってしまったのだ。
ルカ達に悪気は無かったとはいえ。
光子郎「このまま、クラモンが現実世界に出てきてしまったら……もう、手の打ちようがありません」
一輝「まあ、諦めるのは早いはな。泉、お前…クラモン達を東京湾に移動させろ。1人で無理なら井ノ上とルカに協力を呼び掛けるん
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