氷の神
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ごいことしてやろうと思ってたけど」
「そ・・・そうですか・・・」
前言撤回。こいつはただの変態だとシリルは心の中で思っていた。
「なるほど。つまり俺はオードブルってところかな?」
唯一グラシアンに自由を奪われなかったレオンがそう言う。グラシアンはそれを聞くと不敵な笑みを浮かべた。
「確かに今のお前ではオードブルがいいところだろうな。だが、お前を最初に持ってきたのはそれが理由ではない」
彼が何を言いたいのか意味がわからなかったレオンは訝しげに彼を見つめる。
「本来のお前に覚醒する前に叩き潰す。もしくは覚醒しても魔力が全快のうちなら沈められる。そう考えてお前を最初に持ってきたんだよ」
「本来の・・・」
「レオン?」
グラシアンの言葉を聞いていたシリルとソフィアは互いに顔を見合わせて首をかしげる。
レオンはその言葉で何かをわかったのか、ただ黙ってグラシアンの次なる言葉に耳を傾ける。
「勝負しようじゃないか。レオン・バスティア。いや・・・
氷の神よ!!」
「氷の・・・」
「神・・・?」
ますます意味がわからずに頭に大量に?マークを浮かべるシリルたち。この発言にはドムス・フラウで観戦している一般人たちもざわめいていた。
「よく調べたな。もう1年前のことなのに」
すべての人が何が何なのかわからすにいる中、レオンだけは冷静にそう呟くように言う。
「鎖に繋がれた神・・・最強の魔導士を喰らうは罪を背負った幻影の竜なり」
意味深な言葉を並べるグラシアン。2人の男が今激突する。
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