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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
貸出兵‐敵地潜入す
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「司令官か。…了解した」
「司令官さんからなのですか?」
電と話していると無線に連絡が入る、出てみると案の定兄貴からの連絡である頼みごとをされた
「あぁ。お前を風呂ドックに入れるついでに俺も入ってこいだと」
「暗闇さんとお風呂ですか…お風呂なのですか!?」
「デカイ声を出すな。ほら、さっさと行くぞ」
俺の話を聞くなりあわあわと勝手に慌てだした電を抱き上げて風呂ドックに向かう
−−−−−−−−−−−−
「うぅ…見られてしまったのです」
「何言ってる何も見てないだろうが」
入ってきた時からずっとこの調子だ、断っておくが俺は何も見てはいない。服は電自身で脱いでタオルを巻いた筈だし服を脱いでいる間俺は外に出ていた。これで何が見れる?
「の、覗いてたに違いないのです」
「覗いてないっての。そんなことするより襲った方が早いだろう」
疑うように見てくるので溜息混じりに考えを話す。今の電は歩くことが出来ない、なら態々覗くより束縛して脱がせた方が早い
「それはそうなのですけど」
「…そんなに疑うなら今ここで襲ってやろうか?俺は満更でもないしな」
「はわわ!?だ、ダメなのです!」
冗談交じりに言ってやると顔を真っ赤にしながらまたあわあわと慌てだした。
「冗談だ。おら、先入ってろ」
「え?ぶふゎ」
またなにか言い始めそうなので湯船に向かって放り投げてやる。さて、俺も服を脱いでこないとな
「っう…滲みるな」
チャプンと湯船に浸かるとジクジクとした痛みが全身、特に背中に響く。まぁ、貫通してくれただけありがたい。残留していたら取り除くのに時間がかかるからな
「おい、そろそろ機嫌直してくれよ」
「暗闇さんなんて知らないのです」
オレと対になるように座る電に声をかけてみるがつんとそっぽを向かれる。先程湯船に投げ込まれた事を根に持って拗ねてしまったようだ
「まぁ、いいが。それでお前はあと何時間入渠してないといけないんだ?」
「暗闇さんには関係ないのです」
「いや、俺が運ばなきゃここからでれないだろ。出たくないならそれでもいいが」
「…十五分なのです」
流石にここから出られなくなるのは困るのだろう渋々ながら電は答える。
「怪我の割に随分と治るのは早いんだな」
「…小破程度の傷なので妥当な時間なのです」
「やっぱり傷の具合で時間は変わるようだな。その傷で十五分となると大破でも一二時間くらいか」
「それくらいなのです」
今の話を聞いて艦娘たちの身体がさっきよりも羨ましくなった。大破となれば人間
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