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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
貸出兵‐敵地潜入す
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とは驚きだの」
「俺も驚いてるよ、改造前と比べて倍近く重くなってるやつを軽々持っていくんだからな」
ほんとに驚いてる。元々重いSRは更に重くなっているし軽いことが長所のSMGも普通よりも大分重い筈なのだが何事もない様に担いでいくあいつらを見たときは数秒固まったものだ
「流石は貸出兵…並大抵の軍人とは鍛え方もやはり違うようだの」
「軍事歴も俺より長げぇし鍛えてる期間もやっぱ長げぇとは思うな」
ぱっと見ほっそりとしてそうだが力は大抵の軍人よりだいぶ強い。あれだけ重いものを腕の力だけで運んで行ったんだからな
「以外だの。お主軍事歴と年はいくつじゃ?」
「俺か?俺は軍事歴五年で今年二十三だ」
「ほほ〜若いの〜 それならもう数年もすれば妖精なんてすぐ追い越してしまうぞ」
「そっか…ても数年も待てねぇんだよな」
まだ貸出兵に入って一週間も経ってないが隊長である暗闇からの無線で貸出兵ここの厳しさがわかった。詳しい場所はわからないが有名な海軍基地とは教えてもらった。有名な海軍基地となれば基地の規模も兵の数もデカイ筈だ。そんな基地に隊長であるとは言えたった一人で戦いに行っているとわかれば今すぐにでも完璧な武器を渡してやりたいと思うのは当然だろう
「さっきも言ったが焦りは禁物じゃ。今は自身の出来る最高のものを渡してやるのがお前さんに出来る唯一のことだの」
「…そうだな。んじゃ俺は行くな。話聞いてくれてあんがとな工廠長」
「うむ。わしの今の言葉忘れるでないぞ」
吸いきれた葉巻を灰皿に押し付け工廠長に一言例を言ってから部屋をでる。俺に出来る最高のものか…
side change-暗闇
「着いたぞ」
「…」
「?…寝てやがる」
草原から予測通り三十分程で到着した。電に先に降りるように言おうと後ろ振り返ると俺に抱きつくようにしてすぅすぅと寝息を立てながら眠っていた。まぁ、牢獄に捕まってたんだ肉体的にも精神的にも疲れたんだろう
「…仕方ない…起こさずに兄貴のところに行くか」
起こすか少し迷ったが寝ている奴を起こすのも忍びないと考え直し抱き上げる。さて、さっさと行くか
「…暗闇です」
「おお、空いてるから入っていいぞ」
「失礼します」
「早かったな…どうゆう状況だ?」
電を抱えたまま司令室に入ると振り返った兄貴が苦笑い気味に問うてきた。まぁ、確かにそうゆう反応をするよな
「帰投中に寝てしまってな。起こすのもどうかと思ってそのまま連れてきただけだ」
「成程な。んじゃ、悪いがお前らに貸してる部屋の隣の部屋に寝かせておいてやってくれ。報告書は後で持って行かせる
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