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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
貸出兵‐敵地潜入す
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は既に真上に到達し始めている。暗闇さんはあの有名な貸出兵の隊長さんだというのは少し前に食堂で話した時に聞いていたし困難な依頼を数多くこなしている事もよく耳にしているが
「…あの基地を一人で制圧するのは難し過ぎるのです…」
「…何が難しいんだ?」
「ふゃ!?…く、暗闇さん」
「待たせてしまって悪かった。少し兵士達を排除するのに手間取ってな」
いくら貸出兵の隊長さんである暗闇さんでも一人であの基地を制圧するのは難しいと考えていると突然後ろから声が聞こえ、びくりと体が震えた。振り返ってみると今考えていた人物である暗闇さんが立っていた。
「大丈夫なのです。…それよりも怪我をしているみたいなのですが」
「ん?…あぁ、問題ないちょっと銃弾が数発貫通しただけだ。それより足の方はどうだ?」
「痛みはもう感じなくなったのですけど足に力が入らないのです」
視界に入った暗闇さん見ると赤黒く染まっている服に数カ所の穴があり、その部分は更に濃い赤く染まっていた。しかし暗闇さんは問題は無いとだけいうと私の足の状態を聞いてきたので素直に答える。
「痛みが消えてるならいい。どっちにしろ歩いて帰れる距離じゃないっとそうだ仕上げを忘れていた。ちょっと耳をふさいでおけ」
「?」
空いている私の前の席に座りながら耳を塞ぐように言われ何故?と思いながらも素直に掌で覆うようにして耳を塞ぐ
「…これで依頼完了だ」
「…!?」
暗闇さんの声が聞こえたとほぼ同時に後ろから轟音が響いた。すぐ様その音の原因を知るために振り向くと
「き、基地が…崩壊しているのです」
「司令官から基地を崩壊させるよう依頼が来たからな。さ、さっさと行くぞ」
「わふぅ…ヘルメット?」
突然基地が崩壊したことに驚いているとボフッと頭になにか乗せられた。徐に手で触ってみるとヘルメットのようだ
「警察に追われるのは勘弁なんでなちゃんと被っておけよ」
「りょ、了解したのです」
ボォンボォンと座っている乗り物?から音を出しながらこちらを向く暗闇さんに了解だと答え、いそいそとヘルメットを装着する
「ちゃんと被ったな?」
「大丈夫なのです」
「よし、んじゃ行くが取り敢えず俺の腰辺りにでも捕まっててくれ」
「はい?…はわわわ!?」
疑問に思いながらも軽く暗闇さんの腰辺りに捕まるとほぼ同時に座っている乗り物?が猛スピードで走り始めた。ふ、吹き飛ばされそうなのです
「そんな弱く捕まってちゃ振り落とされちまうぞ?」
「速過ぎるのです〜もう少しスピードをおとしてください〜!?」
「悪いがあんまりトロトロしてたら遅くなってし
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