暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
模擬戦準備と武器強化!?
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「ごちそうさまでした」

「お粗末さま」

パンっと手を合わせて食事終了を告げる。感想はとっても美味しかった一択だね。味も僕好みの薄目の味付けだったのもポイント高いね!

「それじゃ皿を片付けてくるよ」

「あ、いいよいいよ〜片付けは僕がやるから」

「これもお礼のうちさ。李悠はゆっくりしていてくれ」

「そっか、それじゃあお言葉に甘えちゃうね〜」

微笑を浮かべながらまたキッチンに入っていく響ちゃんにお礼を告げる。さて、僕は明日の模擬戦闘の作戦と武器を考えておかないとね

「洗い終わったよ。…何してるんだい?」

「ありがとう響ちゃん。ちょっと次の依頼について纏めてたんだよ〜」

タブレット型の小型パソコンに今回の作戦と武器を考えながら纏めていると洗い物が終わったのだろう響ちゃんがキッチンから出てきた。

「ちょっと失礼するよ?…これって今回の模擬戦の…」

「うん。作戦はちゃんと立てて置かないと次の行動が遅れちゃうからね〜」

横からのぞき込むようにしてパソコン画面を見やる響ちゃん。煌びやかな銀の髪がサラリと揺れる甘い香りが鼻腔を擽る。おっと危ない危ない

「なら、私はあまり見ない方がいいね。うっかり情報を漏らしてしまい兼ねない」

「響ちゃんは今回の模擬戦闘には出るの?」

「いや、提督から話が来ていないから今回の模擬戦闘には参加しないよ」

少し寂し気に僕の質問に答える響ちゃん。駆逐艦だけあって戦いに参戦できないのは少し寂しく思えるのかな?

「そっか〜それならさ、少し今回の模擬戦について聞いてもいいかな〜?」

「それじゃあ情報を横流ししているじゃないか。それは「先に情報を得るのは基本でしょ〜?」そ、それはそうだが」

核心をつくと図星とばかりに苦笑いを浮かべる響ちゃん。どんな凄腕のスナイパーや優秀な軍人がいたとしても情報がなければ敵の人数、敵の動き、警備の配置などが全く把握も予想できていない為攻めるに攻めれず撃つにも撃てない状態で動けなくなることが多々ある。その為戦いで必要なのは情報とそれを随時把握しておける頭と冷静さだ。武器も優秀な軍人も必要ではあるが有力で確実性のある情報があればナイフと少し頭が良く冷静さのある軍人が数人いれば敵の基地丸ごと陥落させることもできる。現に何度か陥落させたしね。

「戦場ではこんなこと言えないけどしってる?今回の模擬戦のルールって艦娘の子達がぜーんぶ決めたんだよ〜?」

「それは初耳だがそれがどうかしたのかい?」

一気に態度が変わったのになにか違和感を持ったのか少し何かを探り出そうという意味合いを含んだ返しが帰ってきた。まぁ、正直に話すけど
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