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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
模擬戦準備と武器強化!?
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、自身の命よりこの基地を守るか…中々の忠誠心だ、だがお前が今喋らなければここにいる奴らを皆殺して全ての部屋を探すことになるがいいのか?」
「はは、我らがたかが一人の軍人に遅れをとるとでも言うのか」
ケラケラと笑う兵士。信頼し合っているようだが吐いてもらわなければ巡回兵を全て排除して艦娘を回収することになる。隠れながら一つ一つの部屋を探すのは面倒くさいしな…あ、そう言えば基地ごと崩壊させるから関係ないか
「冥土の土産ってやつだ俺の顔を見せてやる…わかるかは知らないがな」
「お、お前いや、あんたは貸出兵の暗闇」
「ほぉ、知ってるとは意外だな」
仮面を外すと予想外のことに驚いたように男が声を吃らせる。この辺りでは知られていないと思っていたが案外貸出兵を知っている軍人は多いようだ
「な、なんであんたがこんな所に…」
「依頼があればどこにでも行くのが貸出兵だ。俺の事を知っているのならそのことも知っている筈だ」
「確かにそれはそうだが…ここには何も…」
「言った筈だ隔離室は何処だとな」
別にここに何があろうと眼中にない。俺の目的は隔離室に囚われている艦娘を救出することだけ、それ以外のものに興味もない
「隔離室…あんたここに囚われている艦娘を救出しに来たのか?」
「あぁ」
「そうか。…なぁ信じてもらおうなんて思わねぇけどちょいと話を聞いてもらえないか?もちろん暴れたり、逃げたりなんかしねぇ」
「いいだろう…手短にな」
「わかってる。すぐ終わる」
男の首元からナイフを退け数歩離れる。これも冥土の土産ってことで話くらいなら聞いてやっても罰は当たらないだろう
「…それで話というのはなんだ」
「あぁ、今隔離室に囚えている艦娘について少しな。期限を過ぎているのは知っている…だがクソ大尉の奴がその期限を過ぎても返すことをしなかったんだ」
「ほぉ、大尉殿がな」
「あぁ、俺達も大尉を期限を守るよう言いに行こうとしたんだ…だが、俺達は大尉に口を出せる立場にいない。中尉も何とかしようとしていたんだ、だが大尉は首を縦に振らなかった。そしてとうとう暗闇さんあんたが出てきてしまう程の大事になってしまっただけなんだ」
「…」
成程、上の奴がクズ過ぎたということか。中尉も大尉の事は良く言っていなかったし、こんな状況で嘘を吐ける訳もない。だが、俺達は貸出兵…逆らえない状況で仕方なかったと言われて同情することは出来ない
「…話はそれで終わりか?」
「あぁ…終わりだ。こんな話をした後だが命乞いをするつもりは無い。こんな基地に未練も糞もないしな殺すなら殺してくれ」
「…二階の部屋に中尉がいる。ここから離れ
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