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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
模擬戦準備と武器強化!?
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倒な所みたいで先に頼み事をしておきたいんだがいいか?」
「それは不運だな。それで頼みごとってのはなんだ?」
「あぁ、それは…」
見張りの動きを覗き見ながら優に無線を入れ頼みごとを伝える。用心に越したことは無いし、もしもの時の予防線だ
「ってことなんだが頼めるか?」
「それに関しては問題ねぇすぐやっておく。それより単独潜入なんて大丈夫なのか?」
「正直わからないな。建物の大きさからしても少なからず有名所ではありそうだが警備も少ない方だしな」
「模擬戦も明日に控えてんだ、無理だけはすんじゃねぇぞ?」
「善処する。…悪い優切るぞ」
見張り兵が他の方向を向いた。すぐさま無線を切り扉前の見張り兵に照準を合わせ発泡。ベレッタには持参した簡易的なサイレンサーを取り付けてある為発泡音が見張り台の兵士に聞こえることは無いだろう。もう一度見張り台の兵士の位置を確認し気づかれないように扉へと向かう。
「さて、ようやく内部に侵入できるが…ん?これは」
扉の前にいた兵士を見張り台からは見えない死角へと運び装備品を漁ると腰辺りに光に反射するものを見つけ、取り出してみるとサバイバルナイフだった。しかしそのナイフの光沢は一般のものとは少し変わって見える。
「銀製のサバイバルナイフか」
ナイフには多種多様の金属が使われるがこの独特な光沢は銀だ。確か銀のナイフは大分昔の軍隊で使われていた代物だ。しかし数年後突然使われなくなる。使われなくなった理由としては錆びにくく切れ味もあるステンレス製のナイフが出てきたからだ。しかしこんな昔に使われていたものを見た目的に若いこの兵士が大分昔から使っていたものとは考えづらい、ここから出てくる答えは
「誰かからの贈り物か遺品だろうな。…丁度いい少しの間借りるとするか」
腰につけている何も入っていないホルダーに抜き取ったナイフをしまう。急遽依頼されたからナイフを入れてくるのを忘れていたからちょうど良かった
「ナイフも手に入れたし本格的に潜入するとするか」
−−−−−−−−−−−−−−−
「…比較的大きい基地だと思ってたがやっぱり多いな」
扉近くのある部屋に身を隠しながら小さく溜息をつく。先程の扉を通り内部に侵入できたのはいいが辺りをうろつく兵士の数が多過ぎ一旦近くにあった部屋に隠れた。
「見つかると騒がれるしな…丁度いいあの兵士にちょいと聞いてみるか」
再度通路に少しだけ顔を出すと一人の兵士が歩いてきた。背後に人影もないし丁度いい
「…よっと…声を出すな。俺の質問にだけ答えろ」
「…」
タイミングよく兵士を捕まえ部屋に引きずり込む。騒がれるのは困るので
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