暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
模擬戦準備と武器強化!?
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…最後に一つ…どんな手段、被害を出しても奪還できればいいのか?」

「あぁ、大丈夫だ。目的は艦娘の奪還だからな。その艦娘さえ無事であれば後はどうなろうがこちらに被害はないから好きにやってくれ。場所と情報は端末の方に送っておく」

「了解した。…はぁ」

通話を終了し溜息を漏らす。久々に休息が取れると思っていたらまた依頼だ…ん?なんで知らない筈の俺の端末に兄貴が情報を送れるのか?そんなの決まってる昨日司令官室に行ったときに教えておいたからからなさて、

「(鬱憤も溜まったことだし…ちょいと暴れるか…)」

かちゃりと顔を隠すように目元より上のない仮面を取り付ける。前に金剛たちが俺達の顔は世に出回っていると言っていたしバレると面倒な事になりかねないからな



ーーーーー−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「最低限の装備は持ってきたが…ここに潜入するのか…」

端末に記されたポイントの少し手前でバイクを止め辺りを双眼鏡で見渡してみると北西の方向、約二百mの位置にデカイ建物を発見した。簡単に見渡しただけでも十数人の海軍兵を確認できる。

「しかし、ホントに場所しか教えてくれないとはな…跡形もなく消せってことか?」

端末を取り出し送られてきた位置情報を確認してみるが本当にポイントが記された地図が表示されるだけで目的の建物の名前は表示されていない。この建物を無かったことにしろってことか?と言ってもこの規模でしかも数十人の見張りがいる中で建物を破壊することは困難となればだ。

「…隠密潜入するしか無さそうだが…あそこから入れるか?」

兄貴から依頼されたのはある艦娘の奪還。この人数を相手にするより艦娘だけを奪還知る方が数倍簡単だ。ゆっくりと辺りを見渡すと見張りが一人だけの扉を見つけた。何人も見張っていないことから考えるとあそこから入られたとしてもさほど問題がないと言うことになるがまずは建物の中に入ることが先決だ。

「考えも纏まったしさっさと侵入するか」



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「二箇所の見張り台に各一人ずつ…タイミングよく動かないと見つかるな」

先程見つけた扉から数メートル離れた岩場にベレッタを構え、身を隠しながら辺りを見渡す。この付近には全くと言って巡回兵はいないが、六つある見張り台のうち二つはこちらを視界に入れられる位置にある。さっさと扉前の奴を撃ち殺したいが姿を見られる可能性が高い。見張り台の兵が他の方向に視線を向けてくれれるまでしばらく動かない方がいいだろう

「…優か?俺だ」

「おぉ、暗闇。別れてからそんな経ってないがどうした?」

「ちょいと厄介ごとを頼まれて今ある海軍基地に居るんだが、少し面
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