暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
模擬戦準備と武器強化!?
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るとなればこの位置に配置するのが得策。責めに行かせてやれないのが心苦しいがこれも作戦割り切ってもらうしかない

「わかった。もし李悠の居場所が絞られたら無線で李悠に伝えればいいか?」

「あぁ。出来るだけ早めに無線で伝えてくれ。移動するにも時間がかかるからな。そして最後未浪は俺と共に最前線で真っ向から戦ってもらう。引くことは許されないとにかく相手の動きを制限して李悠と優が狙いやすくしつつ攻撃もすることになるが行けるか?」

「…難しいかもしれませんが可能な限り誘導してみます」

流石長年軍事をやってきただけあって優は的を絞られた後のことまで考えていたみたいだ。しかし、優の牽制よりも俺と共に最前線に出る未浪の方が何倍も厳しい条件下での戦闘を強いられる。最前線に出るということは絶対に引くことは許されないという事に繋がる。俺達の後ろには近距離では部の悪い武器を使っている仲間が二人いるのだ俺達が引いてしまっては近距離戦に持ち込まれ殺られる可能性が高い

「よし、簡単にだが作戦の確認は終わりだ。各自再度作戦内容の確認と武器の整備をしておいてくれ。後は依頼が入らない限り自由にしてくれていい」

「了解〜僕は少し仮眠をとるよ〜眠くてしょうがない…」

「俺はもう少し工廠の設備を確認してくるぜ」

「僕は少し模擬戦を行う場所を見てきます」

「あぁ、了解した。俺も少し寝るから何かあったら無線に連絡してくれ…そんじゃおやすみ」

「おう、おやすみ」

「おやすみなさい暗闇さん李悠さん」

各自やることは決まったようで優と未浪は部屋を出ていった。さ、本格的に眠くなってきたし早々と寝るとしよう




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「…んぅ…無線に連絡か…誰だ?…はい、暗闇です」

着信音の様な音が耳に届き目を覚ます。李悠はこの部屋にいるから優か未浪のどちらかからの連絡か?取り敢えず無線に複数あるボタンの一つを押し通話に出る

「暗闇か。…寝てたみたいだが大丈夫か?」

「大丈夫だが何か用か?兄貴」

「あぁ、任務だ。お前らにとっては簡単なものだと思うが今から行けるか?」

「…何度も言うが俺達貸出兵に断ると言う選択肢はない。それで何をすればいい」

この時間に兄貴から連絡が来た時薄々は依頼だと思ったが本当に依頼だったとはな。取り敢えず依頼内容を聞かなければ何もできない

「ある鎮守府から艦娘を奪還してくれ」

「奪還?…誘拐か?」

「纏めちまえばそうだが一応家の艦娘だ。ある理由でその鎮守府に期間付きで艦娘を一人配属したんだが期間を過ぎても全く音沙汰がねぇってことでちょいと強引に取り戻そうって訳だ」


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