暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
模擬戦準備と武器強化!?
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んに感謝しながらもう一度匂いを嗅ぐ。響ちゃん男ってのはやめてって言われちゃうと逆にやりたくなっちゃうから気をつけないとダメだよ
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「…ふぅ、いいお湯だった〜」
「お帰り。ちょうど朝食ができたところ…ってな、何で裸なんだい!?」
「え?暑いから?」
汗を流し浴室から部屋に戻ると簡易的なキッチンルームからひょっこりと響ちゃんが顔を出し朝食が出来たことを告げてきた。しかし僕の姿を見ると顔を赤くして顔を逸らす。裸と言っても上半身だけ、流石の僕でも全裸で女の子がいる部屋に入ることはしない。
「い、いいから早くなにか着てくれそっちを向けないじゃないか」
「別にそんなに気にしなくてもいいと思うけど〜?海とか行けば男なんて皆上半身裸なんだし〜」
「それとこれとは話が別だ…いいから早くしてくれ料理が冷めてしまう」
「しょうがないな〜…これでいっか」
お風呂上がりで正直少し暑いが服を着ることにする。折角作ってもらった料理を冷めさせても悪いしね
「はい、これでいい〜?」
「あ、あぁ。それじゃあ持っていくから先に座っていてくれ」
「は〜い」
手早く着替え、響ちゃんの了承を得た所で部屋の中央にあるテーブルに向かう。どんな朝食か楽しみだ
「わぁ美味しそう〜」
「簡単なもので申し訳ないね」
「ううん、十分過ぎるよ。いや〜何年ぶりかな〜ちゃんとした朝食を食べるのって」
コトリと置かれた皿にはトーストが二枚と目玉焼き、ウインナー等のおかずが乗せられていた。響ちゃんは簡単なものと言うが僕からしたら十分過ぎるものだ。
「李悠は朝食は食べないのかい?」
「う〜ん食べないというより食べられないの方があってるかな?」
基本的に朝は珈琲だけだったり依頼中は味気ない携帯食料だったりとまともな朝食を食べた覚えはない。貸出兵に休息なんてものはないに等しく、いつでも依頼先に向かえるようにしておkなければならないのでのんびりと朝食を作って食べている時間がないんだよね
「さ、そんなことは置いといて食べよ〜。折角の料理が冷めちゃうよ〜」
「そうだね。話は食べながらもできるし食べようか。それじゃあ」
「いただきます」
「いただきます〜…うん思ってた通りすっごく美味しいよ〜」
「く、口にあったならよかったよ」
見た目からも美味しいだろうとは思っていたが予想していたよりも美味しく頬が緩む。そのまま素直な感想を響ちゃんに伝えると少し頬を赤く染めて俯きながらトーストを頬張り始めた。褒められたのが恥ずかしかったのかな?
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