第三幕その四
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「ですが私カリーもです」
「インドのね」
「そっちは食べたことがないですが」
「それでもなのね」
「はい、食べたいです」
こう言うのでした。
「また機会があれば」
「じゃあ今晩どうかしら」
「今晩ですか」
「こちらはこちらで美味しいから」
「だからですか」
「ええ、食べてみればいいわ」
「それじゃあ」
恵梨香もトロットの言葉に頷きます、そうしたお話をしながら今はお昼御飯を食べました。そうしてでした。
午後はこの日は皆でお部屋の中でゲームをしました、男の子達はチクタクやモジャボロと一緒にバスケットボールのゲームをしてです。
恵梨香とナターシャはドロシー、トロットと一緒にドロシーのお部屋で学園を舞台にした推理ゲームをしていました、その中でです。
恵梨香はふとです、こんなことを言いました。
「ううん、カリーね」
「さっきのお話ね」
メインでゲームをしえいるドロシーが恵梨香に応えます。
「トロットとお話していた」
「はい、インドの」
「どうした感じか食べてみたいのね」
「そうなんです」
「じゃあ今晩食べてみる?」
「そうさせてもらいます」
是非にとです、恵梨香はドロシーにも答えました。
「どんな感じなのか」
「そうさせてもらいます」
「それじゃあ」
「インドですか」
「そういえば貴女達の中にインド人はいないわね」
「お友達にはいますけれど」
それでもというのです。
「五人の中にはいないですね」
「そうよね」
「私が日本人でして」
「私がロシア人で」
ナターシャも言います。
「それで、後の三人はね」
「ジョージ達はね」
「それぞれアメリカ、中国、ブラジルで」
「インド人はいないわよね」
「そうよね」
こうお話するのでした。
「五人の中にはね」
「インドは確か」
トロットはそのインドのお話をします。
「ボームさんがお話してくれたけれど」
「はい、暑い国でして」
「カリーの国です」
「象がいてね」
「ライオンや虎もいますよ」
「臆病ライオンさんや腹ペコタイガーさんのお友達もよね」
「います」
そうだというのです。
「他には豹もいます」
「色々な生きものがいるわね」
「凄く大きな。ガンジス河って河もありまして映画だと皆踊るんです」
「ミュージカルかしら」
「そんな感じです」
実際にと答えた恵梨香でした。
「そんな映画もあります」
「何か面白い国みたいね」
「よくわからないところがありますけれど」
それでもとです、恵梨香はトロットにお話します。
「確かにそうです」
「面白い国なのね」
「はい、インドは」
「実は私カリーのことは知っていてもね」
それでもというのです。
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