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骸龍転生物語~ オストガロアに転生した人間の物語~
12話 もう一人の転生者
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トの様なものに左腕にはとても鋭利な爪、右腕にはとても大きい何かの角が付いており、一目でそれが人間では無い事が分かった。あちらもこちらの存在に気づいたらしく腕を構えている。
???「お前は何のモンスターだ?」
ギルクゥザ「私は骸龍、ギルクゥザ。先程こちらの世界に転生してきた者よ。」
???「そうか。俺の名前は骸 流星。骸龍、オストガロアに転生した元人間だ。」
どうやら、彼も転生者のようで、私は警戒を解いた。彼も構えていた腕を降ろした。
流「そういえば、俺とお前の別名の字、同じじゃないか?ガイリュウとムクロリュウ。どれも骸の龍と書くな。」
ギルクゥザ「確かにそうね。」
言われてみればそうだ。骸龍と骸龍。字が一緒だ。
流「ならさ?俺達、少し手合わせしてみないか?骸龍同士でさ!」
彼は戦いを迫ってきた。私も少し力量が測って見たかった所だ。答えは決まっている。
ギルクゥザ「えぇ!勿論よ!」
流「流石!話の分かる奴!ルールはどうする?」
ギルクゥザ「じゃあ…。先に三回ダウンした方が負け。それでいい?」
流「それがいい!」
ギルクゥザ「じゃあ…。3…2…1…!スタート!」
流星と私は同時に走り出す。初めてのバトル!楽しみだ!
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