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骸龍転生物語~ オストガロアに転生した人間の物語~
12話 もう一人の転生者
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私は、転生者だ。神と名乗る老人が勝手に私を転生させ、目が覚めると私は醜い姿になっていた。皮と骨しかないような身体と巨大な翼。お化けのようだった。しかも、目が覚めたのは薄暗い遺跡のような場所。
???「なんで…こんな姿に…。」
今の私はかなり小さく、弱々しかった。私は遺跡の中を歩き回ってみた。そうすると、いろいろな事が分かった。私の居る世界はモンスターハンターの世界だ。私だってモンスターハンターの知識はそれなりにある。壁に描かれていたのはリオレウスと私にそっくりなモンスターが戦っている姿だった。そうして歩き回っていると、足音が聞こえてきた。
ハンター5「いたぞ!ギルクゥザだ!幼体だが手加減はするな!」
ハンター6「忌々しい骸龍め!討伐してやる!」
???「ギルクゥザ?ムクロリュウ?それが私の今の名前なのか?」
ハンター5「うわっ!喋った!」
ハンター6「気にするな!ただ狩りに集中しろ!」
狩り?討伐?私を殺すつもりなのか?それなら自分の身を守らなければいけない。私は口でハンターを噛み砕く。ハンターは意外に遅く、とても美味かった。
ハンター6「ハンター5ぉぉぉぉっっっっ!!!!てめぇ…!絶対にぶっ殺してやる!」
残ったハンターは背負った槌を振りかぶり、頭を叩く。少し頭がジーンとしたが、ダメージは無かった。
ハンター6「全く効いてないのか!?」
私はハンターを首を使い、壁に叩きつける。
グシャッ 「ぐけっ」
短い悲鳴を上げるとハンターはまるで潰れたトマトのようになった。普通の人間が見たなら吐きそうな光景だが、不思議と吐き気はしなかった。
ギルクゥザ「私は、どこに行けばいいの?」
人間の所に行っても、怖がられるに決まっている。それなら、人間との縁を切ればいい。今から私は人間では無い。骸龍、ギルクゥザなのだ。まずは旅に出よう。人間の手が入っていない、自然の場所でのんびりと暮らすために!私は遺跡の外に出ると、翼を大きく広げ空へ飛び立つ。ただがむしゃらに翼を動かしていただけなのだか、うまく空へと飛ぶ事が出来た。
ギルクゥザ「さて!どこに行こうか!」
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休息を所々取りながら空を飛んでいると、ある場所が目に入った。
ギルクゥザ「あそこは…砂漠かな?」
私は砂漠に目を付け、そこに降り立った。砂漠の光景には見覚えがあった。
ギルクゥザ「ここは…旧砂漠のエリア10かな…?」
私は旧砂漠のエリア10に降り立ったようだ。とっくに日は落ち、少し肌寒い。少しそこらを散策していると、何かに出会った。水色の髪のかなりイケメンの人間。しかし、普通の人間とは違った。腕に付いている白いガントレッ
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