駆逐棲姫と提督
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乗員として船に乗ると思っていたのに…」
提督「まぁ、懐いているとはいえ深海棲艦ですし…(深海棲艦を乗客として扱うのもどうかと思うし…)」
駆逐棲姫「…」
提督「あ、あの、気分悪くさせちゃったかしら…ごめんなさい」
駆逐棲姫「イイノ…アヤマラナイデ」
提督「?(喋った?)」
船長「しかしですね、懐いてくれる相手の食事に睡眠薬を混ぜて眠らせて手足を拘束するなんてやり過ぎでしょう?人間にとって深海棲艦が脅威なのは分かります、だがこの子は酷く負傷した状態で港に打ち上げられ、艦娘に助けられ、傷を癒していただけなのに…っあ…し、失礼しました…」
提督「貴方が指図した事じゃないというのは分かりましたから、落ち着いて。えーと」
駆逐棲姫「クチクセイキ…」
提督「駆逐棲姫ちゃんもお食事してたのに急に眠くなって気が付いたら体の自由が奪われてたなんて、びっくりしちゃうわよね?だから暴れちゃったのね?」
駆逐棲姫「…ウン…」
提督「でも、駆逐棲姫ちゃんは武蔵お姉ちゃんの言う事を聞いて暴れるのをやめてくれたんだね。えらいえらい」
駆逐棲姫「…ン…」
船長「…この子をお任せしても良さそうですな。では、私はこれで」
駆逐棲姫「カエルノ?」
船長「なーに、また会えるさ、それまでの辛抱だよ」
提督「港までの航行、お気をつけて。あの海域にはまだ撃退していない深海棲艦が潜んでいるかもしれないので…」
船長「充分に気を付けますよ。では…」
提督「(これは、後で武蔵に話を聞く必要がありそうね…)駆逐棲姫ちゃん、ともかく、我が鎮守府へようこそ。ワケを話せばここにはあなたを傷つける子は居ないハズだから、心配しないでね?
お?」
駆逐棲姫「…オナカ…スイタ…」
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