アインクラッド編
74層攻略戦
久方振りの共闘を 03
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ているのだ。 雪辱に燃えているわけではないだろうけど、それでも正体を知りたいと言う思いは、単純な好奇心からくるキリトよりも強いだろう。
「もちろん、それだけだと完全に渡りきれないよ。 ほら、さっきキリトも言ってたけど、身体を揺らしてたでしょ? ああして同じリズムで動く物体を見ると、人は勝手にその先を予想する。 そのリズムを崩せば、一瞬だけでも認識が遅れるし、何よりあの動きは相手の集中を削ぐしね。 更に渡る直前に隠蔽スキルを発動させてたんだ。 あれだけのプレイヤーがいればすぐに看破されて無効化されるけど、これもやっぱり一瞬を稼げる。 他にも色々な要因が重なって、色々な要因を重ねて、その全部を同時に重ねて、それだけのことをして作った一瞬は、僕にしてみれば絶対的な意識の空白なんだよ。 そして、クラディールにとっては致命的な意識の空白だった。 とまあタネはこんなものかな」
そして無言。
僕の説明を聞きながら対処法を考えているのだろう。
アスナさんは、僕がまた攻略組に刃を向ける時に備えて。 キリトは純粋なゲーマー魂で。 理由は違うけど向かう方向は同一の2人に僕は思わず苦笑した。
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