1部分:第一章
[2/2]
[9]前 最初 [2]次話
味滅茶苦茶になるぞ」
「スープだけでなく麺の種類まで違うんだよ」
それこそ細いものもあれば太いものもある。インスタントラーメンと一口に言っても本当にそれぞれだ。そのことは彼等もよくわかっている。
だからだ。その案にそれぞれ言うのである。
「駄目だろ、本当に」
「問題だろうに」
「どんな味になるんだよ、それじゃあ」
「おかしくなるに決まってる」
こう言ってだ。否定する。しかしだ。
その彼はだ。あくまでこう言うのだった。
「まあそう言ってもな」
「入れるしかないか?カップから出してそれで鍋にまとめてぶち込んで」
まず麺をだというのだ。
「それでそこからスープ入れてな」
「で、野菜も入れてか」
「そうするんだな」
「ああ、そうするぞ」
こう言ってだった。彼等は。
その案に頷きだ。カップの麺を開けていってだ。
それからだ。スープの封を切ってそれも入れていき野菜も入れる。そうしてだった。
「じゃあ食うか」
「全く。どんな味になるやら」
「美味いのか?本当に」
「どんな味になるんだ」
「一体な」
こう話してだった。遂にそのラーメンを食べはじめるのだった。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ