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インスタントラーメン
1部分:第一章
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味滅茶苦茶になるぞ」
「スープだけでなく麺の種類まで違うんだよ」 
 それこそ細いものもあれば太いものもある。インスタントラーメンと一口に言っても本当にそれぞれだ。そのことは彼等もよくわかっている。
 だからだ。その案にそれぞれ言うのである。
「駄目だろ、本当に」
「問題だろうに」
「どんな味になるんだよ、それじゃあ」
「おかしくなるに決まってる」
 こう言ってだ。否定する。しかしだ。
 その彼はだ。あくまでこう言うのだった。
「まあそう言ってもな」
「入れるしかないか?カップから出してそれで鍋にまとめてぶち込んで」
 まず麺をだというのだ。
「それでそこからスープ入れてな」
「で、野菜も入れてか」
「そうするんだな」
「ああ、そうするぞ」
 こう言ってだった。彼等は。
 その案に頷きだ。カップの麺を開けていってだ。
 それからだ。スープの封を切ってそれも入れていき野菜も入れる。そうしてだった。
「じゃあ食うか」
「全く。どんな味になるやら」
「美味いのか?本当に」
「どんな味になるんだ」
「一体な」
 こう話してだった。遂にそのラーメンを食べはじめるのだった。

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