File0
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合わせ、同時に打ち出した。
リベリオンへとまっすぐ向かってくる二つの攻撃を少年は瞬時に把握し、アロンダイトを背中のウェポンラックに収納し、スフィアを操作することでリベリオンの手の甲にあるビームシールドである、ソリドゥス・フルゴールを展開し後ろへといなし、天倫へと一気に距離を詰めた。すると、天倫は右手に持っていたビームライフル・ヒャクライがリベリオンの頭部を貫いた。
「…??これは…??」
だが、すぐにそれは粒子となって掻き消えた。撃ち抜いたのはM.E.PEー質量を持った残像ーだ。もう一度撃とうとするが、リベリオンの後を引く光の残像が天倫のセンサーを不可視化していて、ロックすることもできない。
天倫が戸惑っている所を突き、リベリオンはすぐさまヒャクライの銃身を掴んだ。
それを破壊すべく、掌に備え付けてあるビーム砲、パルマフィオキーナを撃ち込んだ。ヒャクライは小規模な爆発を起こし、銃身の真ん中から破壊された。
天倫はそれを利用し、後ろへと下がっていく。爆煙の中からは二つの緑色の光が覗いている。そこにいるのは、当然無傷のデスティニーガンダム・リベリオンだ。
そして、背中の三つあるウェポンラックから二番目にあるビームマグナムと、カードリッジを取りそれを天倫へと向けた。
「もう逃がさない……」
ギリっと歯を食いしばりながら、怒りと憎しみを込めた目で、金色の機体を狙う。
「あんただけは………」
そして、引き金を引いた。
「落とす????」
これは、命をかけた戦いではない。プラスチックの玩具であるガンプラを使った遊びの戦い。
それに、この世界こ命運がかかっているなど、誰が想像できるのだろうか?
それは、今この場で戦っている少年、クサナギ・アラタにも、想像することなどできていなかった?
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