『零の本心』
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こんな感じなんかなぁ』って想って、また号泣。
どんだけ泣いたら涙が無くなるんやろ。
泣きっぱなしな気がする。
困るやんね、組長も。
相変わらず優しい。
今日は特に。
隣で胸を貸してくれた。
頭も背中も撫でてくれた。
このまま寝てしまいそぉ。
いっそ、抱かれても良いと想うくらい優しい。
『零とヤる?』
『あっ!アホかっ!おまっ!
ほんっまに!オマエなぁっ!!』
『あはは。そんな焦らんでええやん。失礼やわぁ!!』
『自分を大事にしなさい!ワシやなかったら食われとるぞ!』
あかん...
おもしろい。
久々に勝った気分♪
『ごめんな...あの日からズット零は迷惑かけっぱなしや。
解ってる。いつまでもこんなんやったらあかんやんな。
誰かに甘えた記憶も、甘える癖も無い。やけん普通とは違う、普通よりタチ悪いんやと思う。
零の人生、組長の存在は一生残る。なんぼ頭下げても返しようがない恩がある。でも、たぶん、また迷惑かけることになる。
今迄とは違う罪。やけん、もぉ零とは...』
『言うな!!そん時はそん時や!ワシは味方や!娘は親父が守る。そぉゆうもんやろが!』
組長はニカッ!と笑った。
正直、なんでここまでしてくれるんか理解できひん。
義理人情の強い、情の深い人やから...
放っとけんだけなんやろな、拾ってしもたし...
それとも別の違う何かが在るんか...
実は、父さんと知り合いとか?
考えたとこで解らん。
さぐることも出来ひんし。
聞いたとこで、何もないよって言うのは解ってる。
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