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Steins;Gate 愛別離苦のラグナロク
Chapter03
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てきたのは大きな体にスキンヘッド、碧色の目をした男。天王寺祐呉。
そしてこのラボの大家。一階にはブラウン管工房と言った今は使われないような家電を専門として扱っており俺はミスターブラウンと呼んでいる。



そしてSERNの傘下であり雇い兵のラウンダーの一員。



彼は大丈夫なのだろうか。
今後口封じでもされるのだろうか。
そういえば、助手席から降りてこなかったか?

そして運転席を見ると、息を呑んだ。






「桐生……萌香…!」






椎名まゆりはひつようない


知ってはいけないことを知った




もう、遅い





過去の記憶がフラッシュバックしてくる。
彼女を見ると動悸が激しくなる。激動に駆られてしまう。


「ん? どうしたんだ岡部?」



ミスターブラウンの呼びかけにはっとする。


いつしか震えるほどに拳を握っていて、爪痕がくっきりと残りじんわりと痛む。


俺は震えそうな声で問いかける

「ミスターブラウン。最近…何かありましたか?」

一瞬、驚いたような顔をしたが、嬉しそうにわらって

「やっぱ分かるか?いゃあずっと割に合わない仕事をやらされててなぁ
なかなか辞めるに辞めれなかったんだがよ、丁度その会社、潰れてよ!
いやぁ、なんか憑き物が落ちたような気分だぜ」

「その…大丈夫なのでしょうか?」

「何のことだだ? 俺みたいな下っ端は別になんてこたぁねぇ。
それにやっと本職に腰を据えれるってもんよ!」

「ところで、店長さん。運転手の方は?」

さっきまで大人しく話を聞いていた紅莉栖が問いかける。

「ああ、その潰れた会社の後輩でな。桐生ってゆうんだ。仕事を探しているってもんで
バイトとして雇うことにしたんだよろしくしてやってくれ」

そう言ってミスターブラウンは車に乗り、少しすすんで左折し、見えなくなった。

「別に今話せなんて言わないわ。けどね、話したくなったらいつでもいいから
話してくれていいんだからね。遠慮しないこと。いい?」

夕暮れになりつつある空を見上げながら紅莉栖がつぶやく。

「ありがとう、紅莉栖」

「えっ?今普通に名前でよんだ?」


「気のせいだクリスティーナよ。買い出しに行かねばダルやまゆりに
色々言われる」


「だから、ティーナっていっとろーが!」

また、うがーって吠えてる紅莉栖をよそに。

不思議に思っていた。

いままでの会話に

阿万音 鈴羽が一度も出てきていないことを
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