Chapter03
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
がSERNの人体実験を告発したこと
それによりSERNは解体された」
今更ながら気付く。そうか、俺はSERNの人体実験を告発するようにDメールを送っていたんだった。世界線が移動したのはそのためだったのかーー
「座って。説明するから」
そう言ってラボから持ってきただろう、二本のドクべを一つ差し出してくる。
それを受取り並ぶようにベンチに腰掛ける。
紅莉栖によるとIBN5100よるハッキングをかけ、SERNによる人体実験を発見する
そこで俺は携帯を確認した後、これを告発すると言ったらしい。
携帯のことを聞いたがはぐらかさせたという。
そこで紅莉栖はこの事実を公にはせず、研究所の信頼できる人たちに拡散させた。
いきなり公にしてもSERNや”委員会”ほど巨大な組織だと真実を捻じ曲げられる可能性が大いにあると予想されたからだ。
そして世界中の研究所機関から世界中の国へSERNへの人体実験を告発した。
それにより国は強制捜査へと入り証拠は完全な物となった。
残念なことに委員会の足取りは掴めなかったが、SERNの陰謀は壊滅。
リフターや、LHCなどの保有者は意見が難航しているらしい。
なにしろタイムマシンを国際で議論をすることなどなかったのだから。
だが、おそらくIACAが管轄することになると思われる。
組織ではなく、国全体が保有することになれば秩序は保たれるだろう。
「まぁ、だいたいは、こんなかんじね。
それまで私たちは警察やら研究所やら話をしなきゃいけなかった訳」
正直、現実味が全くしなかった。
あのDメールで、これだけ世界がうごくのか。
遠い昔。ダルと俺でSERNの真実を告発した。
結果、一斉にウォールがしかれ、真実が捻じ曲げられもみ消されてしまった。
紅莉栖がいるだけでこれだけ変わってくるのか。
バタフライ効果
蝶の羽ばたきが遠いところで竜巻になる
小さな出来事は色々な物を巻き込み、大きな存在となる。
そんな出来事。
そこで紅莉栖は手にしたドクぺをあおり
「で、岡部は何があったの。さっきは冗談言っちゃったけど
本当に悲しそうな、戸惑いというか、一言でいえないような顔してたから…」
「もしかして心配してくれているのか?」
「ちょ…っ! 違うわよ! そ、その…っ!
そうよ!あんたの脳を解明するために必要ならプラグをぶっ刺そうとおもっていっただけ!」
慌てたようにうがーと吠えながら両手を突き出し掌をぶんぶんとふりだした
そこにエンジンの音が聞こえた。一台の軽トラックが近くに止まり、助手席から男性が降りてくる。
「おう!岡部!しばらくぶりだな!そこの嬢ちゃんもな!」
降り
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ