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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
22.話せば分かり合える。言葉が通じればだけど。
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リュカだ。
「あっぶねぇとこ、助けていただきぃ、あんがとなぁ」
絡まれていた男性が、お礼と共に自身の状況を説明してきた。(多分…訛りが強すぎてイマイチ理解しにくい)

ピエールSIDE END


<ポートセルミ−酒場>

「そったら訳でぇ、先に1500Gわたすとくんでぇ、よーしくたのんますだ!」
一方的に喋り、金を置いてモテモテ農夫は去っていった。
何が起こったのか一個も分からん!?

急に笑い出したピエールにキレて、兵士崩れが剣を抜いた。(え!?そんな怒る事?)
でも俺に攻撃してきた。(俺笑ってないし!)
あまりに近かったので避けきれず兵士崩れを押したら、勝手に飛んでった。(そしたら、三人とも帰っちゃった。何かのコント?)
そしたら、モテモテ農夫が理解出来ない言葉で喋り、金置いて帰った!(何この金ぇ!怖くて下手に使えない!後で利息が付いて100倍返しとか言われない!?)

「ひょ〜っほっほっほ。随分と厄介な事を引き受けましたなぁ。」
いきなりローブを着た骨みたいに痩せた爺さんに話し掛けられた。
「あの…貴方は?」
ピエールが恐る恐る聞く。
「ワシは魔法使いのマーリン。まぁ、お主らから言えばモンスターじゃな。おぉと、警戒せんでいい。人間の中に紛れて暮らしているだけで、危害を加えるつもりはない。」
「ところで…何が厄介な事なんですか?」
俺の問いに呆れて答えた。
「なんじゃ!理解せずに依頼を受けたのか?」
「だぁて、何言ってるか分かねーだもん!」
「しょうがない、かいつまんで説明してやるから、一杯おごれ。」



マーリンの説明は分かりやすかった。

ここより南のド田舎にカボチ村があり、そこで虎の様な狼の様な大きな化け物に、作物を荒らされ困り果てている。
だから腕の立つ俺達が、化け物退治をする事になった。(俺はイケメンだが、腕は立たないのだが…別の所なら立ちまくるよ!)
その前金として、半額の1500Gを置いていった。
「なるほどね!そんな事を言ってたんだ!?ところで爺さん」
「なんじゃ?」
「一杯おごれって、それ三杯目」
「細かい事言うな!1500Gも手に入ったんじゃ。ケチくさい事言うんじゃない」
「依頼を失敗したら、返せとか言われるかもしれないだろ!まだ使えないよ!」
「はぁ?そんなもん、持ち逃げしちまえばいいじゃろ!勝手に金だけ置いてった向こうの落ち度じゃ!貰っちまえ!」
とんだ悪たれ爺だ!
「ざけんな!僕はそんな卑しい育ち方していない!人様から金を盗むなんて!もし、盗むとしたら、女の子のハートだけ」
「…随分と馬鹿がいたもんだ」
ムッ!
何この爺!ムカつくぅ!
ちょっと言ってみただけじゃん!
銭形○部に『ヤツは貴女のハートを盗みました』なんて言われて
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