妖精 対 虎 対 人魚 対 蛇姫
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フィアの闘争本能に火をつける結果となってしまった。
「イルズィオーン・・・」
グラシアンは次なる攻撃を行うために変化を開始する。それは頭に水泳キャップのような帽子を被り、顔をバンダナで覆い隠した5本の杖を背負う黒ずくめの男。
「流星!!」
ミストガンは大地を蹴りソフィアに流星のような速度で動く魔法での急接近を試みる
「イメージ!!」
「どはっ」
彼が地面を蹴ろうとした瞬間、彼のズボンが突然Tシャツに変化し、脚の自由が奪われてしまったミストガンは無様に転けるしかなかった。
「アハハハハハ!!日頃の行いだよ!!日頃の!!」
「くっそ・・・」
お腹を抱えながら指を指し、転んでいるグラシアンを大笑いするソフィア。笑われてしまった彼は恥ずかしさとバカにされた怒りで顔を赤くさせ、さらなる変化を開始する。
「ネ拘束チューブ!!たくさん!!」
ネコのような顔立ちをした女性、ミリアーナになったグラシアンはトリプルバトルて見せたチューブを大量に繰り出す魔法でソフィアを拘束しようとする。
「え・・・ちょっ・・・全部は無理!!」
正面なら向かってきたチューブは何本か弾くことができたがすべてに対応することはできず、手足を縛られ身動きが取れなくなるソフィア。
「よーし!!じゃあここから・・・」
「隙ありすぎ!!」
捕まえたソフィアを攻め立てようとしたミリアーナ。そんな彼の背後からレオンが脳天を突くようなチョップをお見舞いする。
「どはっ!!」
倒れるほどではないが相当に痛かったらしく、頭を押さえてうずくまるミリアーナ。彼がそんなことをしているうちに捕らわれているソフィアに別の者が攻撃する。
「さっきの分の仕返し!!」
両手首をヘソの前で合わせ、ソフィアに照準を絞るシリル。
「え・・・今ソフィア魔法使えないんだけど・・・」
ミリアーナのネ拘束チューブは捕まえている者の魔法を使用できなくすることができる。つまり今のソフィアはシリルのこの魔法を跳ね返すことができない。
つい先日修得したばかりの魔法。その威力は三大竜全員が一丸となって放った魔法を押し返すほどの威力を持っている。
「雲竜水!!」
滅竜奥義ではないがそれに匹敵する破壊力を秘めた超魔法。シリルの手から放たれたそれがチューブに拘束されていたソフィアを一瞬で飲み込んだ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
クロッカスの街全体に響いていると思わせるほどの大きな悲鳴。その悲鳴が中から聞こえる水の波動は建物を数軒破壊していた。
『これは決まったぁ!!妖精の尻尾のシリルたん!!自身に辱しめをさせ
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