ハイスクールD×D 妖狐伝 3
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自体も変わったところは見られませんでした。ですが、次々と今まで誰にも知られていなかった、あるいはテロリストが秘匿所持していた物を見つけ出していました」
「そちらの方は調べる必要はないよ。おそらくだが、依頼すれば適正価格で探し物をしてくれるはずだ。グレイフィアに見せたのは、おそらくだがその事実もグレモリー家に納める物の一つなのだろうね。手の内を晒したのはそういう意味だろう。あれでまだ20を過ぎたばかりだとはね。まあ、昔からそうだったか」
「納得できるか!!」
放たれた炎を傘を回しながらボール状に丸めて傘の上で走らせる。弱い炎だな。もう消えかけてやがる。
「納得できない?それはグレモリー家を信じられないというのと同意義だと分かっての発言だな」
炎が消えたので傘をたたんで降ろす。
「ただの妖怪ごときが純血の悪魔と結ばれるなど許されるはずがないだろうが!!」
「何を言っているんだか。身分や種族も関係ないと最初に説明されていただろうが。それにお前はフェニックスの涙を500個用意した。オレはそれ以上の物を大量に用意した。それだけの事実だ。そんなこともわからないのか?」
「自分の力で用意していないのだろうが。一人であれだけの量と品を用意できるはずがない!!」
「ふふっ、ルールすらもきちんと理解できていない馬鹿か。いや、それはオレ以外の全員か。オレは自分が持つ全ての力を使っただけだ。権力や財力、それらも力だ。そんなことも理解できずに冥界を治められるのか?貴様らが考えているほど社会は甘くないぞ。契約を扱う悪魔がこの程度すら理解できないようなら、人間以下だ。やり直してこい」
再び放ってきた炎を同じように傘で防ぐ。
「宴会芸の練習にはちょうどいいか。で、グレモリー卿、魔王ルシファー様の前でこんなことをして許されるとでも思っているのか?」
再び炎が消えるまで傘の上を走らせてから傘をたたむ。グレモリー卿は冷めた目でオレと反論しなかった数名以外の婚約者候補を見ている。
「もういい、見苦しい。お前たちのような奴らにリアスはやれない。ルール上問題はなく、お前たちの言う自分の力で集めた物だけを換算しても十束殿が圧倒している。それはグレイフィアが確認している」
「お待ちください、グレモリー卿!!」
「黙れ!!」
「グレモリー卿、よろしいですか?」
「むっ、なんだね、婿殿」
「彼らは大層自分の力に自信があるようです。なら、その自信、完全に折りましょう。許可を頂けますか?」
「ほぅ、そういえば婿殿は強いと噂だけは聞くが実際に戦う姿を見たことはないな」
「僕も見てみたいね。妖怪の力はそれほど知られていないしね」
「妖怪の力なら既にお見せしていますよ。鯉
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