ハイスクールD×D 妖狐伝 3
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が1cmはあるんだけど」
「重要度の高い順に並べてあります。というより最初の1ページ目の物だけでバランスに大きく影響を与えます」
サーゼクスが目録を開いてゆっくりと閉じる。
「……どこで見つけたんだい?」
「フランスの田舎の小さな雑貨店です。探し始めて30分もしない内に確保されました。また7割ほどが贈り物ですが、門外不出だった代物が多数見受けられます。本人たちは閉鎖的だったために外に流れていないだけで超一級品は出していないということです。それでもかなりの物が、浅打とはいえ神剣なども見受けられます。残りの3割もそれほど時間をかけずに見つけて、若葉組の者が回収に走った結果です。危険な物はご自分で確保されていましたが。中には戦闘で相手を殺してでも確保した物が。相手は最近、活動が活発になっている『禍の団』の構成員でした」
「それだけの量をどうやって運んでくるんだい?」
「宝船が3艘。これらも納めるそうです」
「まさか、ここまでとは。そんなに入れ込んでいたとは」
「本人曰く、感情に蓋をしていただけだそうです。やはり、あの一人で日本神話に殴り込みをかけたというのは事実なのでしょう。動くまでは全くそんなそぶりを見せていないのに、動くと決めれば自重しませんから」
「怖いなぁ。さすがの私でも単騎で一つの勢力に喧嘩を売るような真似はしたくない。それを平然として生き残っている。私よりも強いかもしれないね。リーアのお相手はほぼ十束君で決まりかい?」
「ライザー様もかなりの量のフェニックスの涙を用意したようですが、目録の中程3ページ分でお釣りがきます」
「となると実力行使に移る可能性もあるね。力を見せろと言ってしまっているから」
「十束様も予想しています。交友のある組長たちが傍に隠れて潜むそうです。おそらくは鯉伴様か吉野様の隠密術で。武闘派の赤石様、坂田様、岸沢様は最低でも潜んでおられるかと」
「直参組長が最低でも5人か。ライザー君ではどうすることもできないだろうね。特に坂田殿がいるということはフェニックスの再生は意味を持たない。赤石殿の一撃もかなりの物だ。高位の仙術使いの吉野殿はもちろん、鯉伴殿も確か退魔刀を持っていたはずだ。岸沢殿は一撃一撃が重い方ではないからライザー君も大丈夫なのだろうが、眷属たちはダメだね。言わずもがな、十束君は文字通り桁違い。ははっ、出来レースだね」
「最初からそのつもりでしたのでしょう?種族問わずの時点で、結果はわかっていたのでしょう?」
「過程が大分斜め上方向にそれたけどね。エクスカリバー・ルーラー、見ることはないと思っていたのだが」
「私もです。ただ、探知術式なのですが、既存の技術とは別の物、詠唱も明らかに即興の物でした。基本はどの探知系とも同じですし、術式
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