第三十九話 松田中佐!サーキットの狼!!その十
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「勝つのは俺達だ」
「俺達以外が負けるかよ」
「その俺達の必殺技見ろよ」
「今回の必殺技な」
「それを見せてやるぜ」
「今からな」
こう言うのだった、レース中に。二人は今も瞬そして松田とのレースを続けている。だがここで尚智が尚武に言った。
「おいやるか」
「ああ、いい頃合だな」
「それじゃあな」
「やるか」
「それじゃあな」
「やってやるか」
こう話してだ、そのうえで。
尚智がだ、フェラーリテスタロッサの操縦席に本来は付いていない筈のボタンを押した。尚武もそうした。
「行くぜオペレーションマッハライダー!」
「発動だぜ!」
二人でボタンを押しつつ言う、すると。
それぞれのフェラーリからだ、オイルや撒き菱が撒かれた。それがだった。
瞬と松田のマシンをスリップさせて妨害した、それを見てだった。
二人はだ、こう言ったのだった。
「どうだ、マッハライダー!」
「懐かしのファミコンソフトだ!」
「世紀末の世界を走るバイク」
「そのバイクを車が邪魔してくるんだよ」
「ボールが飛んできたり障害物も色々あってな」
「面白いゲームだぜ」
懐かしのファミコンソフトには名作が多いがこのゲームもだ。
「そのゲームにヒントを得てな」
「俺達も作戦を考えたんだよ」
「誰がまともな勝負するか!」
「勝てばいいんだよ!」
まさに勝利至上主義である。
「勝ってやるぜ!」
「相手の車の進行を妨害してな」
「そのうえでだ」
「ガンガン進んでやるぜ」
「くっ、この二人やっぱり」
「骨の髄まで腐っている」
金と銀の車をそれぞれ操縦する瞬も松田も思わず歯噛みした。
「今回もそんなことをするなんて」
「何処までも卑劣な」
「けれどここで負ける訳にはいかない」
「絶対に」
瞬と松田はこう言って必死に操縦する、ジャスティスカイザーの二人が撒くオイルや撒き菱を避けつつ。そうしてだった。
進む、だが障害物だけでなく。
ジャスティスカイザーの二人はだ、瞬と松田の車に。
横から体当たりも浴びせてだ、こう言うのだった。
「喰らえ!」
「跳ね飛ばしてやる!」
「クラッシュして潰れろ!」
「体当たりを受けてな!」
「結局こうなるのかよ!」
この展開にだ、観衆は怒った。
「妨害とかそんなのかよ」
「何て汚い奴等だ」
「まさに外道!」
「死ねジャスティスカイザー!」
「地獄に落ちろ!」
「へっ、何とでも言え!」
「負け犬に遠吠えとして聞いてやるぜ!」
こう言ってだ、そのうえで。
二人はここでだ、操縦席にあるもう一つのボタンを押した。今度のボタンはというと。
「ネクストオペレーションゴー!」
「スーパーミラージュコロイド!」
「今度はガンダムだ!」
「またゲームの
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