第三十九話 松田中佐!サーキットの狼!!その七
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ゾンビの死体の焼け残りも彼等がいた場所も白い炎の後は絶対零度の冷気をそれぞれの手から出してから消毒液も撒いた、それが終わってから自衛官の人達に言った。
「これでいいな」
「完全消毒したぜ」
「熱と冷気と消毒液でな」
「これで生きてる細菌はいねえぜ」
「今度こんなことしたらわかってるな」
「覚悟しておけ」
今も二人に火炎放射器を向けながらの言葉だ。
「一気に焼いてやる」
「死ななくてもそうしてやる」
「貴様等みたいに迷惑な奴等はいない」
「だから覚悟しておけ」
「というか今度こそ負けろ!」
「負けて悔しがれ!」
ここでまた言う子供達だった。
「アナザーみたいに死ね!」
「あんな風にな!」
「へっ、ギャグ作品でアナザーみたいなことあるかよ!」
「しかも俺達は主役だぜ!」
二人はまたしても根拠にならない根拠で反論する。それも子供相手に完全にムキになったうえでだ。一休さんの将軍様以上に。
「アナザーみたいになるかよ!」
「なっても一気に復活だぜ!」
「俺達は不死身だしな!」
「全然平気だぜ!」
豪語する二人のところに何故か人工衛星が落ちて直撃した、しかし二人は即座に立ち上がって人工衛星に対して抗議した。
「焙ねえだろうが!」
「アナザーなら死んでたぞ!」
リアルでこの言葉を出した。
「というかこの作品いきなり何か落ち過ぎだろ!」
「この前隕石落ちたよな!」
「しかも俺達にばかり当たりやがって!」
「洒落になってねえぞ!」
「ガチでギャグ作品でないなら連載終了だぞ!」
「作者考えてもの落とせよ!」
何も言わない人工衛星にも中指を立てて言う、そんな二人だった。そしてこうしたことを繰り返しながら鈴鹿サーキットまで来た。
二人はサーキット場に着いた頃には疲れきっていてだ、その場で寝ようとした。しかし瞬が寝袋の中に入って寝ている二人に言った。
「これから勝負なんだれど」
「うるせえ、ここに来るまでで疲れたんだよ」
「だから休ませろ」
二人は寝袋から出ないまま瞬に返す。
「ガキ共と喧嘩してゾンビ召喚して人工衛星の直撃受けてな」
「そうしたことばっかり続いてな」
「ちょっと疲れてるんだよ」
「少し寝かせろ」
「あのね、勝負前に寝るなんて」
瞬はその二人に言った。
「近鉄バファローの選手じゃないんだから」
「ああ、千葉茂さんが監督だった頃な」
「巨人から移った頃な」
「その頃の近鉄な」
「超絶的に弱かった頃の」
「何でもあの頃の近鉄の選手は試合直前まで寝ていたそうよ」
その方が試合中に力が出ると言ってだ。
「練習しないでね」
「それで実際の試合は弱くてな」
「千葉さんもびっくりした」
「そう聞いてるけれどな」
「だから勝負前に寝るなんてね」
そ
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