アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第十五話 結ばれる思い
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さて・・・、なかなか出会えない奴に出会っちまったな・・・。どう遊んだもんかね。希望はあるかい、≪流水≫」
「・・・あなたたちが私に倒されるっていうのはどう?」
精一杯虚勢を張るルナだが、そんなことできないことがわかりきっているPoHたちは笑いながら武器を構えていく。
「くっくっくっ、なかなかinterestingなことを言ってくれるじゃねぇか」
「おもしろい、やって、みろ」
「ンなことは、状況を見てからいえよな!」
絶望的な戦いがPoHのお決まりの一言で始まりを告げた。
「イッツ・ショウ・タイム」
◆
ルナに向かって突進してくるジョニー・ブラックを持ち前の回避ステップで避け、ザザを迎撃しようとするが、そこへPoHの友切包丁が割って入ってきたため迎撃をやめ回避に専念していく。
「Wow、なかなかやるな」
「・・・それはどうも」
軽愚痴を叩きながらも嵐のような攻撃をしてくる三人に、ルナは回避に専念するしかなかった。今の状況で攻撃に移ったらやられてしまうのは目に見えていた。注意すべきはジョニー・ブラックの毒ダガーである。十中八九あれには麻痺毒が塗られている。食らえば、その瞬間にアウトである。しかし、いつまでも回避に専念していられないのが現状であるため、多少の危険を冒しても攻勢に移るしかなかった。狙うは毒ダガーを持つジョニー・ブラック。毒を使う彼を何とかすれば・・・、と考えたところで予想外のことが起きた。
「・・・っ!!」
急に体が動かなくなったのだ。自分のHP表記を見ると状態異常、それも麻痺を食らっていることを示していた。そんな、いつ、と困惑するルナをよそにPoHはルナに近づきながら語りだした。
「狙いは悪くなかったと思うぜ。but甘かったな。poisonを使うのはジョニーだけじゃないんだぜ」
そう言いながら、ザザが投擲用ナイフを見せる。そこにはうっすらとした液体が塗られていた。それを見たルナは目を見開いた。うかつだった、その可能性を考えていなかった。勝負を焦るあまり、視野がせばまった結果だった。後悔をするルナをよそにPoHは友切包丁を振り上げてルナに別れを告げた。
「see youだな、≪流水≫」
振り下される友切包丁目を瞑ってしまうルナだったが、予想していた衝撃は来なかった。代わりに一陣の風が吹いた。目を開けるとそこにいたのは、深みのある漆黒のコートを着たソレイユだった。いきなりの登場に驚くPoHだったが、次の瞬間にはsuckと罵り距離を取るため後退した。ジョニー・ブラックとザザも距離を取っていく。対して、ソレイユは刀を構えず、気の抜けた佇まいだが、恐ろしいほどのプレッシャーを放っていた。
「・・・なにをしてたか、なんてくだらない質問はしねぇよ。だ
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