6部分:第六章
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ったから」
「そうなんですか。じゃあ大事なのは」
「やっぱり努力なんですね」
「そう。だから皆まずは頑張るの」
先生は小柄な身体に満ち溢れんばかりのものを見せて皆に話す。
「そうすれば宮原さんみたいになれるよ」
「そんな、私みたいにって」
光子は謙遜してだ。先生に応える。ここでもだった。
だが先生はその光子にまただ。こう言うのだった。
「謙遜はいいから。とにかくね」
「はい?」
「努力することよ。そうよね」
「とりあえず勉強して練習するように心掛けていますけれど」
「それがいいのよ。いいかしら」
光子に応えてからだ。皆に顔を戻してだ。
にこやかに笑ってだ。再びだった。
「こういうことなのよ」
「ううん、本当に努力なんですね」
「人間それが大事なんですね」
「そうよ。だから最初は駄目でも頑張ってね」
そしてだ。頑張りどうなるかというと。
「こうしたお花を飾れたりするようにもなるから」
あまりにも見事な光子の花を見ながらの言葉だった。その花はただ奇麗に飾られているだけではなくだ。努力も滲み出ている本当に美しいものだった。天才の飾った花だった。
成長 完
2011・6・24
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