第二幕その八
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「あれも面白いし」
「オズの国のインターネットゲーム面白いですね」
「そうでしょ、そうしたゲームもね」
「オズの国でもあって」
「皆楽しんでいるのよ」
「ドロシーさんもですね」
「私がオズの国に最初来た時はね」
とても、という口調でした。ドロシーはオズの国にはじめて来たその時のことを思い出しながら恵梨香にお話します。
「とててもね」
「インターネットはですね」
「なくてね」
そして、というのです。
「テレビもラジオもね」
「なかったですね」
「その時と比べたら」
「オズの国もかなり変わりましたね」
「のどかで奇麗な自然はそのままで」
村や不思議な景色や生きもの達はです。
「技術は進化していってるわ」
「この国ではそうですね」
「そうよ、それでインターネットも入って来て」
「皆楽しんでるんですね」
「この前はウィンキーのファイター大尉と楽しんだわ」
そのインターネットのゲームの中で、です。
「暫く直接会ってなかったけれど」
「インターネットの中で」
「会えて嬉しかったわ」
こう笑顔で言うのでした。
「またエメラルドの国に来るって言ってたわ」
「それは何よりですね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「私も何かあれば」
ドロシーもとです、恵梨香にお話するのでした。
「ウィンキーの国に行くわ」
「ドロシーさんの大好きな冒険をして」
「ええ、そうするわ」
こうにこりと笑って言うのでした。
「それで大尉と会うわ」
「ご自身から行かれて」
「そうするわ」
「その時は僕達がいれば」
「宜しくお願いしますね」
「お供させて下さいね」
ジョージと神宝、カルロスがドロシーにお願いします。
「オズの国での冒険は楽しいですし」
「是非です」
「ご一緒させて下さい」
「ええ、その時に貴方達がいればね」
ドロシーも笑顔で三人の男の子に応えます。
「一緒に行きましょう」
「はい、ウィンキーまで」
「ファイター大尉、それにかかしさん木樵さんともです」
「ジャックさんともお会いしたいです」
「貴方達ウィンキーの皆とも仲がいいからね」
このことは当然恵梨香やナターシャもです、かかしや木樵とはオズの国に最初に来た時からとても仲がいいです。
「だからまたお会いしたいわね」
「はい、是非」
「あの人達とまたお会いして」
「そして一緒に遊びたいです」
「そうよね、私もまたね」
他ならぬドロシー自身もでした。
「かかしさん、木樵さん達とお会いしたいわ」
「僕達はドロシーの一番古い友達だからね」
臆病ライオンも言ってきました。
「昔からのね」
「私が最初にこの国に来てからのね」
「その時からの付き合いでね」
「今もだから」
「うん、それでね」
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