7話
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「…」
「そしてそれを原動力にして、他の人を助け続けたんだ。」
「そうだな。そう…なのだろうな。」
「でも、でもね?君はね。自分を許してあげて。」
「…それは出来ない。オレはオレを許せない。」
「違うの。君は認めないと思うけど、君は確かに私を救ってくれていたんだよ?」
オレは信じられなかった。そんなことがある筈がないと。
「私は、君に救われていたの。1人で死にそうになってる私に約束してくれた。思い出して?君は、私が死ぬ前の日にこう言ったんだよ?」
『君との約束、必ず守ろう。オレは正義の味方になる。必ず戦争のない世界にしてみせる。だから、その時まで生きろ。今度は平和になった世界で、君と話そう。だから、待っていてくれ。正義の味方が必ず君をーーーにさせてやる』
「これが、オレの願いなのか…?」
「これが君が得た答えなんだよ?君は君自身が見つけた答えを自分で隠してしまったの。」
「そうか…これが…」
「でも、もう大丈夫だよね?だって今の君の顔はすごくスッキリしてるもの」
「あぁ。気づかせてくれてありがとう。俺はもう大丈夫だ。」
「もう…間違えちゃダメだよ?そしてこれからは今の君を想ってくれてる子をちゃんと見てあげるんだよ?」
「フ…お前は俺の親かよ」
「んーん。親友だよ。」
「ありがとう。親友。」
「ん。…じゃあ行ってらっしゃい。君はもう立ち上がれるよ。だから私は君をまた見守っているから。」
ここに来た時と同じように俺の意識はブラックアウトする。だが違うものは確かにあった。俺は答えを知った。さぁ、彼奴らに一泡吹かせに行こう。
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