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女の子の秘密
6部分:第六章
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はそれは断ったのだった。
「お茶。自分で持ってるし」
「そうなの」
「ええ。紅茶ね」
 にこりと笑って早輝に答えたのだった。
「それいつも持って来てるのよ」
「紅茶派だったの」
「そうよ。紅茶大好きなのよ」
 また早輝に述べている。
「だからね。悪いけれど遠慮させてもらうわ」
「そう。それじゃあ」
「ええ、御免なさいね」
 男組はこんなやり取りを聞いていた。このやり取りからあることがわかったのだった。
「身体をあっためるか」
「それだよな」
「ああ。身体があったまれば脂肪が燃えるからな」
 人間の身体の構造でそうなっているのである。これは重要であった。なお彼等は今自分達の間で何かと食べている。それぞれチョコレートやパンを口にしている。

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