第三話 その機体、艦載機にして白い悪魔
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
載機を自慢し合う。そんな中、リーンホースは時雨に尋ねた。
「時雨。彼女達が居た世界の技術力は、航空機がレシプロなのが主流なレベルなのか?」
「うん。と言うか、僕も含めた全ての艦娘がそのレベルの技術の世界から来たんだ。」
「つまり、私がイレギュラーと言う訳か・・・」
「そうなんです!リーンホースさんは凄いんです!!」
すると、明石が話に入って来た。
「どう言う事、明石?」
「リーンホースさんの艤装を見せてもらって、更に妖精さんの話を聞いた結果、リーンホースさんは海上航行はもちろん、飛行も可能な宇宙巡洋艦だと言う事が分かったんです!!」
「「「宇宙巡洋艦!?」」」
明石の説明を聞いた時雨達は驚きの声を上げた。
「つまり、リーンホースは宇宙戦艦が実現された未来の世界から来たって事!?」
「ああ。だが、お前達の居た世界はともかく、この世界では宇宙艦は実用化されていないのか?」
「うん。まだだよ。あ、そう言えば提督は元パイロットって言ってたけど、航空機じゃなくてこう言うのに乗ってたのかな?」
そう言うと、時雨はガンイージの1機を手に取った。その時・・・
「どうやら、ちゃんと艦隊の皆と仲良く出来ているようだな。」
提督であるカムナ・タチバナがドックにやって来た。
「提督!」
それを見た艦娘達は姿勢を正す。そして、明石が尋ねた。
「提督、今日のご用件は建造ですか?開発ですか?それとも装備の改修ですか?」
「いや、今回はリーンホースに搭載されているモビルスーツを見に来ただけだ。」
「でしたら、丁度作業台の上に置いてあります。ご覧になって下さい。」
明石に言われた通り、提督は作業台の上のモビルスーツを見た。
「見た事の無い機体ばかりだな。まあ、30年も経てば新型が開発されているか。む?」
すると、Vガンダムヘキサの姿が提督の目に留まった。
「この白い機体は、まさかガンダムか?」
「はい。Vガンダムヘキサといいます。」
「Vアンテナの代わりに特殊なセンサーを積んでいるように見えるな。」
「それは指揮官用の機体なのでセンサーが特別なのです。通常タイプはVアンテナになっています。」
「その話からして、この機体はガンダムなのに量産型なのか?」
「はい。」
「まさか、君の時代では連邦がスペースノイドへの弾圧を強めているのか?」
連邦の旗印とも言える機体、ガンダムを量産する事を提督はそう考えた。
「いいえ。むしろ連邦の力は弱体化していますし、そもそもその機体は連邦のものではありません。」
「そう言えば、君はリガ・ミリティアと言う組織の所属と言っていたな。どう言う事だ?」
「その件は話すと
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ