第三話 その機体、艦載機にして白い悪魔
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すか?」
「ああ。それで、何故か日向に同族意識を持たれてしまってな。」
「艦載機の見せ合いっこをする事になった訳だ。瑞鳳もどうだ?」
「はい、是非!」
艦載機マニアである瑞鳳はリーンホースの艦載機に興味があったため、日向の誘いを受け入れた。
そう言う訳で、瑞鳳を加えた一行はドックに来たのだが・・・
「リーンホースさん!!」
いきなり、明石が飛びついて来た。
「ど、どうしたんだ明石?」
「何ですかあの艤装!未知の技術が一杯で空飛んでよく分からなくて!!!」
明石は興奮していて言っている事がよくわからなかった。
「落ち着け。」
「あたっ!」
すると、日向が彼女の後頭部を軽くチョップした。
「落ち着いたか?」
「はい、何とか・・・って、あれ?何で日向さんがリーンホースさんと一緒に?瑞鳳さんまで?」
「リーンホースと艦載機の見せ合いっこをしに来たんだ。」
「なるほど、そう言う事ですか。なら、お先にどうぞ。」
「ありがたいが、いいのか?」
「はい。見たらきっと驚くと思いますよ。」
そう言う訳で、3人は艦載機を持って作業台を囲むように集まった。
「それでは、まずリーンホースの艦載機を見せてくれ。」
「ああ、分かった。」
そう言ってリーンホースはVガンダムヘキサとガンブラスター、それにガンイージとセッターを1機ずつ作業台の上に乗せた。
「これが私の艦載機だ。順番にVガンダムヘキサとガンブラスター、それにガンイージとセッターだ。」
「これは・・・」
「ロボットですか?」
それを見た日向と瑞鳳、それに時雨は目を丸くした。
「ああ。私の居た世界ではこの巨大人型機動兵器“モビルスーツ”が戦場の主役になっている。お前達の世界では違うのか?」
「ああ。私達の居た世界の主役は、航空機だったな。」
「そうか。」
それを聞いたリーンホースは、彼女達の居た世界の技術力は一年戦争以前といった所だと予想した。だが、彼女達が出した艦載機を見て、リーンホースは彼女達がそれよりもさらに昔の艦だと知る事になる。
「これが私の艦載機の瑞雲だ。」
「零式艦戦52型に、天山と99艦爆よ。」
「なっ!?」
日向と瑞鳳が見せた機体を見てリーンホースは驚愕した。彼女達が出した機体はどれもレシプロ機(プロペラ機)だったからである。ジェット機やヘリコプターが出てくるのを予想していた彼女は、自分の目が信じられなかった。
「どうしたんだ、リーンホース?さては、私の瑞雲の素晴らしさに言葉を失っているな。」
「違います!きっと私の99艦爆の足の可愛さにズキューンと来ちゃったんですよ!」
日向と瑞鳳が互いの艦
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