学園祭のライオンハート
最終試合:ダブル『王』対赤白龍神皇帝(2)
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白龍皇の力を一つとなってから鎧化したのか、だからあんなに強い防御力を持ってるのか!?ヴァーリが言っていた最強形態とはこの事だったのかよ!コイツは歴代赤龍帝と歴代白龍皇が、覇龍を使用したとしてもそれ以上の力を感じるぜ!どっちも本気度を感じるが、獅子王対神皇帝となった今の状態を止めるのは野暮だぜ!獅子を司る上級悪魔対神皇帝の戦いを見るのは、これが最初で最後だが俺らも興奮するぜ!』
「「「「「「「「「「「「「「「サイラオーグゥゥゥ!サイラオーグゥゥゥ!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「赤白龍神皇帝ィィィ!赤白龍神皇帝ィィィ!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
観客は湧いているいるが、こんな不器用で雑にも見える殴り合いで盛大に盛り上がるのならば何度でも殴り合いを見せてやるさ。俺達は互いの能力を使い、パワーを上げた事で更なる力を見せた。
『BoostDivideBoostDivideBoostDivideBoostDivideBoostDivideBoost!Divide!』
「な!?これは赤龍帝の能力と白龍皇の能力で、倍加と半減を一度で行っているだと!?しかも俺の力を糧にしている。マズイぞこれは!?」
『お喋りしてる暇はない!我らの一撃をくらえ!』
俺らは拳に譲渡して最大限の力で殴った事で、獅子の鎧は砕け散り腹部に突き刺さった事で吐血しながら倒れた。その時観客席の中から声が聞こえたが、これはサイラオーグの母親の声だ。いつの間にか病院からこちらに来ていたようだが、どうやらVIPルームにいたマイクを使ってサイラオーグに向けて叫ぶ声だった。
『立ちなさい!サイラオーグ、貴方は誰よりも強くなると私に言ったでしょう!』
その時倒れていたサイラオーグの体が動いた。手が動き、腕が動き、足が動いて体を起こす。
『夢を叶えなさい!貴方の望む世界を、冥界の未来の為に、自分が味わったものを後世に残さない為に、その為に貴方は拳を握りしめたのでしょう!例え生まれがどうであろうとも、結果的に素晴らしい能力を持っていれば誰もが相応の位置につける世界なのですよ。それが貴方の望む世界のはずです!これから生まれてくるであろう冥界の子供達に見せるのです。さあ行きなさい。私の愛しいサイラオーグ。貴方は私にとって誇りに思う息子なのだから』
地を大きく踏みしめて、吐血しながら目の前の男は立ち上がる。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!」
立ち上がった獅子王は咆哮したが、それは雄々しくて悲哀にも感じるが透き通る程な見事な獅子王の咆哮であった。会場
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