俺は愛せる? 幻想郷...
甘い香りは理解力を活性化させる
第二十四話 巷で噂のガンナーさん
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えなくていい、ただ生成することだけを考える… 出てきたのを感じ取ったら……
「願うっ!」
ピュン、と軽い音を出して真っ直ぐに飛んで行った弾幕と呼べない一つの真っ白な弾。軽い音とは裏腹に、魔理沙のパワーある弾幕を掻き分けて魔理沙を一直線に狙った。
「うぉっ!?」
っと魔理沙は自分の弾幕を飛ばすのを止め、俺の弾幕を避ける。
よし、第一段階クリア!
次は… 相手の隙を突く。数あれば当たる、なんて考えはダメ… 最初の集中を忘れてはいけない… これでもかと言うくらい……
「願えっ!!」
ピュンピュンと俺の手から発射される弾は、まだ弾幕とは言えないがそれなりに数を覆って魔理沙を目指して行った。
魔理沙はそれを見て、関心した表情を見せながら慣れた足取りで白い弾を避けて行く。
「やるな〜琥珀ぅ〜♪」
魔理沙ご満悦。
こちとら初弾幕で疲れてんだ。しかも一発も当たんないし。
「焦っちゃだめだよ〜。あなたはまだ全然飛ばせないんだから〜」
また倒れるよ〜と後ろから霊夢。わかってるよと心の中で思いながら魔理沙に目線を合わせる。
「さて、次はどんな弾幕にしようかなぁ〜 ワクワクするぜ」
ああ、こっちもだよ。
口には出さないが顔には出す。歯を見せて笑う無邪気な子供のような高校生は俺である。
だって楽しいんだもの。
それを読み取った魔理沙は、あのときの高速道路のような弾幕を撃ってきたのだ。
だが、それは少し違っていた。避けて行くうち、それを覚るのに時間はかからなかった。
そろそろパーキングエリアに突入するはず…
あれ? むしろ、どんどん弾が大きく速く… おい、まさか…おぉい…
「いっくぜぇ〜! スピード違反だぁぁぁぁぁ!!」
パトカー来るぅぅぅぅ!!!
やめろぉぉぉぉ!!
って言うか全部トラックぅ!!
やばいやばい、どうしよう、そろそろ避けられなくなる。スピードに耐えられない…
そうだ、さっきみたいに弾幕で弾幕を消せばいいんだ。だけど、今回はあれよりも大きく速い。消せるか?
試しに一発、危ない弾に撃ち込んでみると、弾はお互いに消えた。
この弾は一玉しか消せないようだ。
よし…
弾で弾を消して避けながら徐々に近づこう…
考え通り、少しずつではあるが一歩一歩魔理沙に近づく。ただ、やはり霊力の問題で、意識が同じように少しずつ朦朧としてくる。
だが大丈夫。前のようにはいかないさ。この自信が何処から湧いてくるか… 好奇心だろう。
ある程度まで近づけた、魔理沙も魔理沙でラストスパートなのだろう、頬に汗を浮かべながら苦笑いをしている。
増して、弾幕も先ほどよりもっと強力になって、弾幕を消しても避けるのが精一杯になってきた。
では…
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