俺は愛せる? 幻想郷...
甘い香りは理解力を活性化させる
第二十四話 巷で噂のガンナーさん
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てもおかしくないのに、表情一つ変えない霊夢に申し訳ない。
だが流石は巫女だ。
「のった。やろう」
にやり、と嬉しそうな笑みを見せた魔理沙は早々と外へ出て行った。
「琥珀、あなたも弾幕を撃たなきゃ魔理沙には勝てないわよ」
「ああ、わかってる。大丈夫、心配いらない」
俺も俺でにやりと笑みを浮かべ、霊夢の膝から頭を退ける。立ち上がると、多少ふらついて立ち眩みもしたが、大丈夫だ。これくらいなんてことない。
後ろを見ると、先ほどまで笑顔で膝枕をしてくれていた霊夢の表情は変わっていた。何かを見たいが為の鋭い目をしていた。
俺が何を考えているのかわからなかったのだろう。楽しみにしているといい。
あっと言わせてやる。全自動卵割り機を家庭に置いたときみたいに。
魔理沙から少し離れた向かい位置に立ち、準備体操をしていると、
「なぁ〜琥珀〜 普通にやっても面白くないから、条件とかつけようぜ〜」
「あぁ〜、いいよ。どんな条件だ?」
そうだなぁ〜と誰が見てもわかるだろう"考えたフリ"をした魔理沙は低いトーンでこう言った。
「勝った方の言うことを、な・ん・で・も聞く」
「ん?」
今、「ん?」と言ったのは俺ではない。背後にいる霊夢だ。
決して俺ではない。
「わかった。条件を飲もう。ただ、俺は負けないぞ?」
あぁ、楽しい。ワクワクする。なんだろうこの気持ち… まだ始まってもいないのにたまんねぇ…
どう闘ってやろうか… あはは。
「いいぜ霊夢、」「初めてくれ」
俺と魔理沙は互いに同じことを考えているらしく、同じことをお互いに言った。
それに反応して霊夢が手を上げる。
「よぉ〜い、ドンッ!カッ」
カッってなんだよカッって!
うぉっと!? 魔理沙このやろう、俺が動揺してるのをいい事に不意討ちしてきやがった。って言うかこれが普通なのか!?
「本気で行くぜぇ〜!」
また同じく、あの時と同じように避けよう。
そう思ったが束の間、まるで違かった。魔理沙の弾幕が前のパターンとはまるで違う。
何列も何列も作った線に沿って色んな形の弾幕を飛ばしてくる。横に逃げてもそのまた横に弾幕が飛び交う… 線は横の線に繋がれは離れ、繰り返す。それはまるで線路の上の新幹線。
こんなのどう避けろってんだ…
考えた手段として線と線の繋ぎ目の一つ前に空いた空間にジャンプして飛んで避けること。ただ、足を持ってかれたら一網打尽。
ええい、ままよ!
バカみたいに速い弾幕と弾幕の間に飛び込み、一度は回避する。やってみるものである。だが、この弾幕はまだ続く。
くそ… 使うか…?
弾幕…
今朝、ルーミアに教えてもらったことを思い出せ…
弾幕の飛ばし方… 最初は何も考
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