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異世界に呼ばれたら、魔法が使えるようになりました。
図書館での約束
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話す約束をしつつ、目当ての本を取り出す。
 湖の街の自然について解説した本で、目次を見るとメントールの森についても記載があるらしい。
 これも参考になるだろうかと思って本を閉じて……そこで僕は本棚の影からジーっと僕達を見るレイアに気づいた。

「あ、レイア、どうしたんだ?」
「いえ、仲がよろしいなと思っただけです」

 そう言われると否定したいような気持ちになってくるのだけれどそこでエイダが、

「だ、誰が仲がいいのよ! 私はこうやって弱点を探っているんだからぁああああ」

 エイダがそう言ってこの場から走り去っていく。
 それを見ながら僕は、

「もしかしてエイダって凄く恥ずかしがり屋なのかな?」
「そのようですね」

 レイアが僕のちょっとした疑問に頷く。
 それからリリア達とも合流し、図書館の閉館前に僕たちは目的の場所を見つける。
 それを紙に書き写して、宿へと戻ったのだった。 
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