第13話 私が抱く貴方への思い
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機と感じたのかスケイリーダイナ達が同時に襲い掛かってきた、これは不味いぞ……!?
だがスケイリーダイナ達は突然横から来た攻撃で吹き飛ばされた、一体なにが起きたんだ?
「あらあら、駄目じゃないリィン、そんな油断をしたら私のパートナーとして相応しくないわよ?」
僕を助けてくれたのはレンだった。自分の身丈よりも大きな鎌を悠々と振り回して僕にウィンクをする。
僕はその隙にゴーディオッサーの腕を斬り飛ばし更に八回の斬撃を喰らわせる、流石に力尽きたのかゴーディオッサーは倒れてセピスへと変化した。
「……パートナーになった覚えはないんだけど…」
「あらつれないわね、私達もう長い付き合いなんだからいいじゃない」
「まあパートナー云々は別にして助けてくれたことには感謝するよ」
「それなら感謝の印にキスでもしてくれないかしら?」
「はぁ、子供がそんな事言わない」
「何よ、貴方だって子供じゃない。本当につれないんだから」
そんな会話をしていたらスケイリーダイナとイシゲェロが起き上がってきた、その瞳は赤く血走っており明らかに怒っている。
「あらあら、お怒りのようね」
「みたいだな。レン、ここは合わしていくぞ」
「ふふッ、私達二人の初めての共同作業ね♪」
「……もうツッコまないからね」
僕とレンはそれぞれの武器を構えて二体の魔獣と対峙する。
「グガァァァ!!」
先に動いたのはスケイリーダイナだ、奴は僕達に目掛けて突進してきた。
「行くぞ、レン!」
「ええ、行きましょうリィン!」
スケイリーダイナの突進をかわして僕とレンはそれぞれの相手に向かっていく、僕がスケイリーダイナ、レンがイシゲェロだ。
「グガァァァ!!」
スケイリーダイナの鋭い牙が僕に襲い掛かってくる、僕はそれをかわして剣で斬る、スケイリーダイナは怯むが今度は連続で噛み付いてくる。
「ぐッ……本当に厄介だ、あの背びれ…」
奴が放つ怪音波のせいで動きが鈍くなってしまう。レンのほうを見るが彼女にも怪音波が届いているようで戦いにくそうにしながらもイシゲェロの粘液をかわしている……粘液?そうだ、その手があったか!
「レン、そいつの粘液を使うんだ!」
「粘液を?……!ふふッ、分かったわ」
僅かな受け答えでレンは僕の考えを理解してくれたようだ、僕とレンは二体の魔獣の攻撃をかわしながら徐々に互いの距離を縮めていく。
そしてある程度まで僕達と魔獣が近づいた瞬間僕はスケイリーダイナの顎を掴んで動けなくした。
「レン、今だ!」
「分かったわ!……どうしたのカエルさん?私はここよ?」
レンの挑発に乗
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