第13話 私が抱く貴方への思い
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side:リィン
「ん、朝か…?」
今が朝なのか夜なのか、そんな事は分からないが何となくそう呟いて僕は目を覚ました。
あいかわらず冷たい床の上で寝かされているがもう慣れてしまった、猟兵の時も外で寝る事なんて日常茶飯事だったしこれくらい何とも無い。
「ふあぁ……レン、そろそろ時間だよ、起きて」
僕は起き上がる前に僕の腕を枕にして寝ているレンを起こした。
「ん〜…もう朝なの…?」
レンは目を擦りながらぽ〜っとした顔で僕を見る、どうやらレンも朝は弱いみたいだ。
「ほら、もうすぐ見張りが起こしに来るだろうからちゃんとしないと」
「ん…分かった…」
この牢屋みたいな部屋には何もないが水が出る蛇口がある、僕はレンをそこに連れて行き水で彼女の顔を洗う。
「ん〜、冷たいよ…」
「しっかりしなって。君って起きてる時と寝てる時のギャップが違いすぎるよね」
普段とは違ったレンに困りながら僕も自分の顔を洗い出した。
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ーーー
「はあッ!」
飛び掛ってきた虫型の魔獣の攻撃をかわして背後から斬り付ける、魔獣はその一撃でセピスへと変わった。
「ゴガァァァッ!!」
そこに魔獣「ゴーディオッサー」が巨大な腕を振り上げて襲ってくる、僕はゴーディオッサーの攻撃に備えて剣を構えた。そして攻撃が当たる瞬間に剣をそらして攻撃を横に受け流した。そしてがら空きになった胴体に四回の斬撃を喰らわせた。
「グ…ガァ…」
ゴーディオッサーは膝をついて倒れる。だがそこに何かムチのようなものが飛んできたので僕は左に飛んでかわした。攻撃してきた魔獣を見るとそこには「イシゲェロ」……更に隣には「スケイリーダイナ」
か、ちょっと厄介だな。
スケイリーダイナが背中の背びれを震わせて怪音波を発する。
「ぐッ、中々強力だな。この怪音波……」
怪音波で得物を弱らせてから仕留めるのがスケイリーダイナの戦い方だ。そこにイシゲェロが長いムチのような舌で攻撃してきた。頭が痛むから回避も間々ならないな。
奴等はどちらも得物の動きを鈍らせる戦い方を得意としている、捕まったら終わりだ。
その時僕の右腕が動かなくなってしまった、僕が背後を振り向くとそこにはさっき倒したはずのゴーディオッサーが僕の右腕を掴んでいた。
「しまった、まだ生きていたのか!」
魔獣は死ぬとセピスへと変化する、だがゴーディオッサーは倒れただけでセピスにはならなかった、死んだフリをしていたのか!
「グォォォッ!!」
「ゲロォォォッ!」
好
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