Chapter01
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メール
これまで、送り続けたDメールによってまゆりの寿命が1日ずつ減っていった、そしてそのメールを取り消すことで、消えてしまったIBN5100を再び手に入れる事に成功した。数々の想いを犠牲にして。そこで更にDメールを送ってでもしまえば最悪な状況になってしまうかもしれない。いわばブラックボックスだ。
だが、迷っている場合でもない。そこに少しでも可能性が残っているのであれば。
ブラウン管工房に入り込み42型テレビを点灯させる。シャッターも半開きだし鍵もかけていなかった。
タイマーをセットする。送る文章はもう決まっている。過去の俺が行動してくれると確信に近いものが確かにある。放電現象が始まった。後は送るだけ。
一度、失敗した。だが、そこには紅莉栖がいる。彼女がいれば大丈夫だろう。
Dメールを送ればSERNに感づかれる。なら”なくして”しまえばいい。
「SERNの人体実験を通報しろ」
送信ボタンを押した。
ー 0.571046→0.999308ー
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