暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL0 ようこそグランツ研究所へ………
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ビングです。一応研究員の宿舎となっていますが実質住んでいるのは私達位で、たまに職員が泊まる事があるくらいです。ここから右に進むとキッチン、台所、風呂場、女子部屋へと続きます。男子部屋はここから左手に見える階段を上って2階になります」
「お、あそこか………」

アミタの言う通りリビングを超えた先に2階へと続く階段があった。

「それで………」

そう呟きながら先を歩くアミタ。付いて行き2階へ上がった。
上るとそこはホテルの部屋の様に規則的に並んだ部屋が4つ続いていた。

「ここの一番手前の部屋を使ってください。他の部屋も誰も使ってませんから嫌だったら別の部屋でも良いですけど………」
「中は別に同じだろ?」
「はい、そうです」
「じゃあここでいいよ」
「分かりました。それとトイレは階段の反対側にあります。お風呂は女子部屋の下、キッチンの横にあるのでそっちを使ってください」
「分かった」
「あっ、後送られた荷物は部屋に運びました。………けどあれだけでいいんですか?」
「ああ」
「でも父さんからは全部送られてくるって………」
「ああ、あれで全部だから。お前達もありがとな」

そう言って部屋の前まで運んでくれたチヴィット達にお礼を言った。少し疲れた顔をしていたがやり遂げて満足そうだ。
………しかしこの小さい身体でどうやって階段を運んだのだろうか?

「それじゃあお夕飯の時間にまた呼びますので疲れたでしょうからゆっくりしていてください」
「ああ、ありがとう」
「それじゃあボク達も行くね!!」
「お、お疲れ様です………」
「ああ、2人共ありがとな」

そう言って3人とチヴィット達は1階へと降りて行った。

「………」

それを見送った後、無言で部屋に入る。
部屋は思いのほか広く、ベットとその向かいに小さめのテレビがあり、その前には小さな丸机。
更にベットの足元の方にはクローゼットもあった。

「………今日からここが俺の部屋か」

部屋の奥へ行き、窓を開ける。16時を過ぎ、少し風が冷たくなってきた。

「荷物が少ない………か」

アミタに言われた言葉を思い出し、部屋にポツンと置いてある大き目の段ボールに目を向ける。

「確かにこれだけじゃな………」

中に入っているのは僅かばかりのゲームや漫画、まだ使えそうな参考書や小説など、本当に少ししかない私物だ。私服や制服や外出に使うバックや学校で使う予定のバック、そのほかの衣類等はスーツケースに全て納めてある。

前居た家は決して不自由な生活を強いられたような事は無かった。確かにおばさんの対応は冷たかったが、おじさんはよく俺に気を遣ってくれた。

「………まあいい、これからバ
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