暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL0 ようこそグランツ研究所へ………
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見た目からもひ弱そうな雰囲気は出ていたが実際にそうだとは思わなかった。
「ユーリ」
「!?」
ゆっくり近づいたが、少々怯えた様子はあるものの、先ほどの様に後ずさったりはしていない。
俺はしゃがんでユーリに目線を合わせて頭を撫でた。
「ふぁ!?」
「さっきは驚かせて悪かったな、ちょっとデカくてびっくりする事があるかもしれないけどこれからよろしく頼むな」
「は、はい………」
優しく声を掛けた事でどうやら怯えは無くなった様だ。まだぎこちないものの、時間が解決してくれるだろう。
「ぶぅ………ボクには何も無いの!?」
「お前はさっきのお返し何が良い?」
「えっ?何かくれるの!?」
「………お前、自分が何したか完全に忘れてるだろ………」
まるで鳥頭だと、小さく呟き立ち上がる。
「ねえねえ、そう言えば君、名前は?」
「名前って………」
先ほどからアミタもユーリも言っていたのに、もう忘れている。本当に鳥頭なのかもしれない。
「はぁ………俺は有栖零治。ここでちゃんと言っておくが、有栖は名前じゃないからなレヴィ」
「うん、分かった!覚えたよ!!これからよろしくねレイ!!!」
笑顔でそう答えるレヴィ。アホっぽい子ではあるがこの笑顔や人懐っこい性格は皆に好かれていそうだ。
………って、
「おい、レイって………」
「えっ?零治だからレイだよ?」
「いや、何その理屈………それにまたも女の様な名前………」
………まあレイって呼ばれる男もいるし一概にそうとも言えないが。
「まあいいや、お手柔らかにな」
「うん、任せて!!」
本当に理解しているかどうか怪しいが、そんな返事を受けて、俺達は再び歩き出した………
「こっちです」
暫くして研究所の左奥の方へやって来た俺達。
「こっちのフロアが私達の移住スペースになっています」
目の前には自動ドアがあり、そのすぐ横には研究員宿舎と書かれたプレートがあった。
「ささ、どうぞ」
アミタに急かされ、自動ドアの中へと入る。
「へぇ………」
中に入るとそこは今までの研究スペースが嘘の様な一般家庭にあるごく普通の光景が広がっていた。大人数が囲めるダイイングテーブル、その横のリビングに広げられたカーペットとその下のフローリング。更にその上には大きなテレビをみんなで観れる様にとコの字に並んで置かれたソファ。広さは違えど、何とも落ち着いた空間であった。
「どう?ビックリしたでしょ!!」
「ああ、景色がガラリと変わったからな………」
レヴィにそう返すと満足そうな顔で何回か頷いた。
「見ての通りここがリ
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